今回のインタビューは遠藤修宏さん(のぶさん)。

1年程前にTwitterで面白いつぶやきをしているのを発見し、
共通の友人を介して対面を果たすことができました。

今自分が興味を持っている「個人で仕事をつくる」ことを実践していて、
お金を稼ぐという面でも、きっちりと収益を上げています。

のぶさんがどうやって今の思考にたどりついたのか、
そしてどんな仕事観を持っているのか、
新潟大学内のローソンにてインタビューしてきました。

遠藤修宏さん

プロフィール

新潟大学大学院教育研究科卒業。
大学在学中よりコンビニ・塾講師のアルバイトを経て、
大学院卒業後はフリーランスとして活動。
連絡先はnobuhiro10290206@gmail.com (@は半角)

30歳まで全力で走る

フリーランスですが、
4月から月火水と本を読んだり、プログラミングをしたり、
インターネット上で自分のショップを経営していたりして、
木金は塾の仕事、
土日は遊ぶという会社員のような生活をしています。

本当は働きたくないんですが(笑)
週休5日くらいが理想ですね。

今は結構焦っていて、30歳くらいまで全力で走ろうと思ってます。

というのも、家庭を築いて子育てしたいので。
子育ては面白いと思うんですよね。

もし子育てするとなると、逆算して考えてみて、
今全力で仕事しないと30歳から家庭に全力を注げないんです。

子どもができたら仕事ゼロにしたいですし。

それまでに仕事をゼロにしても十分な資産を作るか、
もしくは勝手にお金が入るシステムを作りたいです。

今20歳くらいだったらまだ自分の人生テキトーにやっても
成長できるくらいのゆとり感があるんですけど、
自分のような25歳くらいだと超本気でやらないとダメ。

だから若い人がうらやましいです(笑)

 ※と言ってるのぶさんは20代です。若い!!

バイトから組織に属さない働き方へ

独立したいと思ったり、フリーでやっていこうと思うようになったのはここ1年半くらいです。

大学1年の時はユニクロでバイトしてました。裾上げとか裁縫ですね。
でも留め方を勉強するのが嫌ですぐ辞めました。

その次はコンビニでバイトしました。
レジ打ちしたかったんですよ、ピーピーガシャンっていう感じがよくて。

半年近く続けてレジ打ちを極めて、業務の流れも学べました。

コンビニでバイトして思ったのは、
「働いても給料があまり入ってこない」ということ。
だったら時給がいい仕事すればいいんだ!という発想にたどり着きました。

そこで時給がよくて日中働けて楽しいバイトを探したら、
条件に合う塾講師が見つかって働くことにしました。

そこは楽しくて4年くらい続きましたね。
時給もどんどん上がりましたし。
 
そうやって楽しくバイトをしていたのですが、1年半くらい前に、
「自分は、毎日こんな長い時間は働けないなー(というか働きたくないな)」
と思うようになりました。

そして、会社に属さずに稼ぐためには何をしないといけないか考えました。
実際動いたのは1年くらい前で。そこまで半年ほどいろいろと考えました。

今のスピードではまだ遅い

大学入学時から今まで6年間、生産性(時給ベース)は右肩上がりなんですけど、
今のペースでは遅いなと思ってます。
さっきも話したように、30歳から家庭に全力を注ぎたいので。

それと、自分のペースが遅いなと感じるもう一つの理由として、
友達と一緒に仕事をしているのが大きいですね。

その友達のスピード感がとても早くて、
まだ全然決まってないのに周りに公言しちゃったり。

「何とかなるでしょ」って感じで決めるスピードがめちゃめちゃ早い。

自分の場合は準備したがるタイプで、
そうやってるといつまで経ってもできないままなんです。

その友人くらいのスピードでいかないと自分の理想のビジョンにたどりつけないので、
結構ストレスだけど、今は更なるスピードアップを求めてます。

その友達には本当に感謝してます。

今いる環境に安定してちゃいけない

ある程度負荷がかかっても、先の見通しがある程度立てば、
ストレスがあってもいいかなと。

このストレスは新しい(想定していない)環境に身を置いているストレスのことです。

新しい環境だと人間誰しもストレスを感じるものなんですよね。

でも、自分はどこかで変化したい自分でいたいと思ってて、
だからこそ、このストレスに不安を感じつつ楽しめています。

 
いつかこのストレスが普通になる時が来て、
そうしたら違う環境に身を置く時かもしれないです。

違う環境とは、経済的なものかもしれないし、
精神的なものかもしれないし、働き方かもしれない。

今いる環境に安定してちゃいけないと思ってて、
新しいものに関わる感覚を日々の暮らしの中で無意識に築かないといけない。

もし安定してしまったらフリーとして生きていけないという直感があります。

今までの経験と学びより、フリーとして楽しく生きるためには、
今いる環境に安定しないことは必須だと確信してます。

大学入学とヨーロッパ1人旅が変化のきっかけ

今の自分のように変わったのは、小さな連続があったからか、
それとも大きな出来事を経験したからなのか。

それは人によって違うけど、
自分には大学入学の時、親にお金が数十万入った封筒を渡されて、
「これで頑張ってね」と言われて送り出された経験は大きかったです。

それっきり仕送りなしになって、一時期本当にお金がなくなって、
水で薄めたおいしくないタマネギだけのカレーを
20日間毎日食べ続けたこともありました。

仕送りがなくなって全て自分でまかなわないといけなくなったという経験は、
今の自分のベースを作ってます。

あと大学院時代にヨーロッパを1ヶ月周遊して、
その時に「人を気にした人生はつまらない」
と思ったのが2番目に大きかったです。

その旅の中である日本人に会ったんですが、
世界一周してる30歳くらいの男の人で、なぜかインド人の服を着てました(笑)

日本では看護師していて、時々仕事を辞めて世界一周しているとのこと。

「周りの目を気にしないんですか?」と聞いたら、
「気にしたらつまんないでしょ」と言われました。

そこで価値観が壊れて、
よくわからない人たちの評価を保つのと、
自分がやりたいことどっちが大事なの?
と自問するようになりました。

ただ、面白い人には会えたのですが、
旅行行って思ったほど変わらなかったです。

もっと大きな変化を想像してました。
帰ってきたら勇者になってるみたいな。

もしかしたらもう少し先、5年後とか10年後に、
旅の経験が生きてくるのかもしれませんね。

自分を律する環境を自分で作る

夜寝る前に次の日のTODOリストを作ってます。

朝起きたらすぐリスト消化にとりかかって、
消化したらその日の残り時間は自由時間にしてます。

そういうのしないと1日ごろごろして、
録画した番組を見たりしそうで。

もしそうやって1日中ゴロゴロしてたら、
フリーじゃなくてニートですよね(笑)

会社員以外のフリーランスの課題として、
自分を律する環境を自分で作ることが上げられます。

自分は意識して律する環境作ってます。

一時期TODOリストを作らない時期あったんですが、
さっき言ったみたいに録画番組みたりアプリいじったりして、
全く仕事が手につかなかったんです。

1日くらいならまだ良かったのですが、1週間くらい続いた時、
自分のやってることに無関心になる瞬間があったんです。

その瞬間に一気に恐怖感に襲われました。

自分が今まで必死に積み上げてきたものに対して
無関心になってしまうことが怖かったんです。

常に自分がやってることに関心持つためには、
常に今やってることにコミット(密接に関わる)してないといけない。

だから意識的に今日やるべきことを書き出すようにしました。

人と会うことに投資する

大学生にはもっと人と会うことに投資する意識を持って欲しいです。

「学生だからおごってくださいよ」という人を見ると、
物の見方とか捉え方が貧乏だなと思います。

お金を持ってる人はおごってくださいと言わなくて、
「自分が出しますよ」と言うんですけど、
それは「お金を払って人と会う」という意識持ってるからです。

自分も以前はそんな意識なかったんですけど、
チャンスが何度も巡ってくるうちに、
「人と会うことに投資しないと」という意識に変わってきました。

仕事を作るチャンスをくれるのは、良くも悪くも人。

だから新しい人に会う、飛び込んでいく感覚を持っていたいです。

好きなことを仕事にする

現代は裕福な時代なので、好きなことを仕事にできるんじゃないでしょうか。

好きなことを仕事にするのは賛否両論あって、
ホリエモンのように「好きなことを仕事にすべき」という意見もあれば、
脱社畜ブログの管理人のように、
「仕事は生活を成り立たせる手段の一つ、好きなことは別でいいじゃん」
という意見もあります。

自分はどちらかというとホリエモン派で、
好きなことを仕事した方がいいと思ってます。

これから40年以上働くんだから、楽しくやらないとやっていけません。
生活のためと思ってしまうと続かなくて、楽しいからこそ続くんです。

ただ、そのためには並々ならぬ努力が必要で、
今はまだその方法が開発されていません。

自分はそこを打開したいと思っています。

楽しければOK その先は何とかなる

大学に入学する時、親からお金が入った封筒を渡されて、
「頑張ってね」と言われたっきり仕送りなしの生活に突入しました。

大学最初の頃は本当にお金に苦労して、
だからこそ稼ぐことを大事に思ってるのかも。

お金が一番大事だとは思っていません。
お金で幸せは買えないので。

でも日本で生きるなら、
お金がないと不幸は何かしらの形でくっついてきます。
桃鉄のボンビーみたいな感じで(笑)

もし多くの大学生のように、定期的に仕送りがあったらとしたら、
自分で稼ぐという視点を持ってなかったかもしれないです。

大学4年くらいからそういう感覚を持ち始めてきました。

自分が目指してるものが変わって、
そこまでたどり着くには何しないといけないのか、
と考え始めたら次第に周りと壁を感じるようになりました。

今でこそお互いの価値観の違いを認め合うことが大事と思ってるけど、
その頃はわからなかったので、周りに対して厳しかったかもしれません。

学生はもっと勉強しないといけないと思ってて、
自分はその頃たくさん勉強してて、
周りの人に対してもそういう態度だったかも。

ただ、今は
「楽しければいいよ、その先は何とかなるから」
という考えに変わってきてますね。

楽しいことを極めていくと仕事になる

楽しいことを極めていくと仕事になると思います。

自分はやりたくないことをして時間を過ごしたくなくて、
この感性を大事にしたいです。

みんな苦労を美徳としてて、
嫌なこともやらなきゃいけないという使命感や義務感に覆われてて、
それが鬱病の原因にもなってると思います。

好きなことを人目を気にせずやればいい。

死ぬ時つらい思い出ばっかりだったら死に切れないですよ!

自分の場合は今は仕事してる感覚がなくて遊んでる感覚です。
生活と仕事が一体化してる感じ。

だから夜に電話きてもストレスなく対応できますし、
むしろ電話がくると面白いことあるんじゃないか、という感覚さえあります。

ユーチューバーって言葉聞いたことあります?

YouTubeに動画投稿して生活している人のことなんですけど、
日本で一番有名なユーチューバーはHIKAKINって人で、
今はYouTubeにいろんな動画を投稿して、それで生活してるんです。

彼は好きなことがYouTubeで、それをとことん極めていったら、
日本で最も顕著なユーチューバーになった。

ユーチューバーという言葉を日本で広めたのはおそらく彼ですね。
周りの人たちに否定されなかったというのも大きいですけど。

HIKAKINを見てわかるように、何でも長所になって、
極めていくと仕事になって、生活できるようになるかもしれませんね。

シンプルに考えよう

みんなもっといろんなことをシンプルに考えればいいと思うんです。
好きなことをしていくと生活がシンプルになっていく。

食べる・寝るといった原始人がやってたようなことに遡ると、人は幸せになります。

社会が複雑になったのか、
みんな余計なことを考えてるのかもしれないです。

人生をシンプルにする1つの方法として、
自分と自分の大事な人で社会を作っていくのがいいんじゃないかと思います。

全体の社会の中で自分はどうあるべきかを考えるとつらくなるから。

ずっと人は生きてるけど、幸せの元はシンプル。
そういうものを大事にした方がいい。

毎日8時間も働きたくない人の居場所を作る

自分は普通に会社に就職するのは無理ですね。
とってくれる会社なさそう。
変な条件突きつけられたら無理って言いそうですし(笑)

自分と同じように、普通に会社に行って日中8時間働くなんて無理!
と思ってる人は実は多いはず。

でもその人たちの居場所が少ないんです。
「無理」と言える場所が。

居場所を作ることによって、きっと個の幸せにつながるはずです。

仕事ではなく趣味として始めることになると思いますが、
近いうちにきっと始めます!

ご案内
詳細プロフィールは

こちらから。

ご意見・ご質問は以下のいずれかよりお願いいたします。
 Twitter:@tutinoko310
 Facebook:土屋裕行.com
 メール:お問い合わせフォーム

Twitter、Feedly、Facebookにてブログ更新を確認できます。

follow us in feedly