GWに実家に帰って田植えをしていたので、ブログ更新が滞っていました。

今年は初日はかなり寒くて山には雪が積もっていたり、
田植え中に田植機が故障して近所の人に借りてきたり、
ハプニングを乗り越えての田植えでした。

無事にGW中に田植えも終わり、今日からまた通常体制です。

green drinks Niigata vol.4の準備もあり、
アワプロの準備もあり、忙しい週になりそうです。

さて、中途半端になっていた自由大学の記事の最終回、
自由大学を訪れての感想です。

過去4回の記事に引き続き、東京滞在時の体験記です。

 東京朝活読書会
 原宿コワーキングスペース「THE TERMINAL」に行ってきました
 世田谷ものづくり学校にやってきました
 自由大学のイベントに参加しました(レクチャープランニング)

考えながら走る

自由大学では、まずやってみるという空気を強く感じました。

尾道自由大学がまさに好例。
先行事例は何もなく、地元にコネも協力者もほとんどいない状況ですが、
考えてばかりではなく、即座に行動へと移しています。

考えるだけでもなく、行動するだけでもない。

その2つを同時並行で行っているという雰囲気を感じましたし、
尾道自由大学のゲストトークの中でも、
「考えながら走らないといけない」という話しが出ていました。

Webサイトを見ても特に方針として書かれているわけではないですが、
自然とそういった考えながら走るというスタイルが
確立されているんだと感じました。

デザイン思考におけるプロトタイプのように、
「とりあえず作ってみる」ことは、実は効率的だったりします。

試作品を作ることは一見効率の悪そうな作業に見えるかもしれませんが、
とても複雑化して先を予想するのが困難な現代においては、
ある程度の仮説を持ってアイディアを具現化し、
それをベースとして発展させる方が効率が良い場合が多いです。

自由大学の場合は、このプロトタイプ思考が強く、
講義案を発表するレクチャープランニングでは、
荒削りな講義案でプレゼンをしている方もいました。

これも「考えながら走る」という一面でした。

誰から言われたわけでもなく、
「考えながら走る」という空間の中にいると、
自分も何かやろうという気になります。

この空間・文化が自由大学の大きな特徴だと感じました。

周囲がフォローしてくれる環境

講義案を発表するレクチャープランニングでは、
常に司会の方がうまく流れをコントロールしていました。

例えば、司会の人がプレゼンの途中でツッコミを入れたり、
わかりづらかった説明を要約してくれたり、
「あなたは自分の授業を通して何が得たいですか?」と講義の目的を明確にしたり、
発表しやすい雰囲気を使っていました。

話しを要約してくれるのは、
聞いている側にとっては理解がしやすく、
話す側にとっても一旦自分の考えを整理するきっかけとなっていたので、
すごくいいなと思いました。

また、焦点がぼやけていたプレゼンには、
うまく別の提案をして、講義の方向転換を促していました。
(決して押し付けではなく自然な流れで)

司会者だけではなく、発表を聞いている参加者からも、
時々流れを引き戻してくれる質問が出ることも。

たとえプレゼン経験がほとんどなく、
そこまで質の高い準備ができていなかったとしても、
司会者をはじめ周りの方がフォローしてくれる環境があることで、
一歩踏み出しやすくなっているのではと感じました。

熱量が行動力へと変わる

自由大学学長の和泉さんと話した時、
「どうして自主的に生徒からプレゼンするようになったのですか?」
という質問を投げかけてみました。

それに対する和泉さんの答え。
「他の人のプレゼンが未完成なのを見たからかもしれません。
 これなら自分にもできるのではないかという自信が生まれる。
 そこに周りからの後押しがあってプレゼンするようになっているように思います。」

最初の一歩のハードルが低くなっていることが理由と見ていました。

確かに、発表者がプレゼンしようと思ったきっかけは、
「飲み会で誘われて」とか「人の発表を見て」というきっかけばかりでした。

ただ、ハードルが低くなったと言っても、
1人でそれを超えるのは難しいもの。

最後の一押しになっているのは、参加者の熱量だと思います。

その場の熱量が参加者に伝染し、
行動のエネルギーになっているように私には感じられました。

仲間とともに学ぶ楽しさがある

講義案のプレゼンも終わった後、
近くに座っていた方に声をかけて少しお話しました。

その方は自由大学の講義で知り合った友人と2人で参加していて(隣に座っていた方)、
2人で自由大学の魅力を語ってくれました。

2人とも共通して話していたのは、
講義自体も楽しいけど、そこで知り合った人と仲良くなるのが楽しい
ということ。

同じ講義を受けた学生で打ち上げと称して飲みに行ったり、
お花見やバーベキューなど定期的に集まっているそうです。

さらに、1回自由大学の講義を受けると、他の講義も気になってきて、
その方は今2つ目の講義を受けているとのこと。

自由大学の一番の魅力は、多種多様な講義もそうですが、
仲間とともに学ぶ楽しさなんだとお二人の話から感じました。

こんな話聞くと参加したくなってきますね。。。



この貴重な経験を基に、新潟でも自由大学らしいことができないか、
いろいろ考えながら動いていきます。

ぜひ一度自由大学の講義も受けてみたいですね。
もし講義を受けたらブログでも報告しますので。

以上、自由大学に行っての感想でした。

ご案内
詳細プロフィールは

こちらから。

ご意見・ご質問は以下のいずれかよりお願いいたします。
 Twitter:@tutinoko310
 Facebook:土屋裕行.com
 メール:お問い合わせフォーム

Twitter、Feedly、Facebookにてブログ更新を確認できます。

follow us in feedly