先日地方には歴史を感じられる機会が少ない という記事を書きました。

Facebookページには何人かからコメントをいただき、
ブログ記事を引用してもらったりしました。

 どんなまちがお好きですか?|猫とともに去りぬ

その記事を書いていて思ったことは、
人はストーリーに魅かれるということです。

歴史というのは、人が長い年月をかけて紡いできた物語です。

断片的に過去の出来事を知るよりも、各時代のつながりを知ることで
よりその土地のことが記憶に残り、興味が持てるようになります。

もし過去の歴史と今の時代がリンクしたら、
きっともっと自分の住む土地に愛着がわくと思うのです。

また、以前プレゼンの質は練習で決まるという記事を書きましたが、
プレゼンでも同様にストーリーが重要です。

前後に脈絡がない話を続けていっても、
その効果はあまり期待できません。

私たちはプレゼンを聞いて事実を理解したり、
その人の考えていることを理解したいわけですが、
その人がどんな経緯でその考えに至ったのか、事実の発見に至ったのか、
そのストーリーに強い関心があります。

ですので、プレゼンも映画のようにストーリーが必要だと考えます。

人がストーリーに魅かれるのは、
そこに喜び、悲しみ、嬉しさ、寂しさ、驚きといった感情の変化があるからだと思います。

例えば、新しい製品発表のプレゼンの場合、
多くのプレゼンの場合は新製品の新しい機能を紹介することになります。

確かにそのプレゼンによって新製品の機能を理解することはできますが、
その新製品や開発者に対して共感することはできません。

なぜなら、そこにストーリーがないから。
喜びや悲しみといった感情の変化がないから。

なぜその新製品の開発に至ったのか、
開発時に苦労したこと、そこからのブレイクスルーの瞬間、
といった感情が大きく動く瞬間にこそストーリーは生まれます。

私たちはそこに魅かれ、そういったプレゼンが強く心に残ります。

人は誰でもストーリーを持っているし、
そこに人が住んでいる限り、その土地にも歴史があり、ストーリーがあるはずです。

個人や土地に眠っている隠されたストーリー、
それを発掘して編集して世の中に発信していく、
キュレーターの存在はこれからより価値が出てくるのではないかと
ブログ記事を書いて思いました。

ご案内
詳細プロフィールは

こちらから。

ご意見・ご質問は以下のいずれかよりお願いいたします。
 Twitter:@tutinoko310
 Facebook:土屋裕行.com
 メール:お問い合わせフォーム

Twitter、Feedly、Facebookにてブログ更新を確認できます。

follow us in feedly