先日ブックオフでフラフラしていた時に
天才は10歳までにつくられるという本を見つけて購入しました。

以前何かのテレビ番組でヨコミネ式教育の幼稚園を見たことがあり、
幼稚園児が跳び箱10段を飛び、逆立ちで歩き、
計算問題をスラスラと解き、絶対音感まで持っていて驚いた記憶があります。

ですので、その秘密は何だろうと思って読んでみました。

まずいきなりですが、賛同できないと感じた部分は、
「3歳以降は抱きしめるな」という点。

大きくなってからも抱きしめていると、
非行に走ったり、マザコンになったり、ニートになったりするという考えは
自分には疑問が残りました。

その愛情こそが人に対する優しさになると考えているので、
3歳以降も抱きしめたっていいのではと思いました。

その他にも「多少の体罰は必要」とか、
所々賛同できない部分もありましたが、
多いに共感できる部分も多々ありました。

一番の共感ポイントは「自学自習」。

親は子どものやることにあまり口出しせずに、
聞かれたらうまくヒントを出して、
自分で気づいてもらうようにすること、それが自学自習の方法です。

こうすることで、子どもが本来持っているやる気を引き出し、
継続した学習効果を生むとのことでした。

これを見た時、とても共感したのは、
自分が子どもの頃の教育方法がこれと同じだったから。

自分は子どもの頃、家族から一度も勉強しろと言われたことがありませんでした。

その代わり、興味あることはすぐにやらせてもらえたし、
いろいろな本を紹介してもらいました。

保育園時代には知り合いの大学の先生から大量に図鑑をもらい、
毎日のように動物、魚、自然といった図鑑を読んでいました。

それは別に読めと強制されたわけではなく、
自分が本当に楽しくて読んでいました。
時々わからないことは家族に聞いたりして。

そしてそこで得た知識を、家族や保育園で披露していたそうです。
(そこはほとんど覚えていないのですが・・・)

そこでの経験から地球の図鑑に一番興味を持ち、
大学時代には地質学を専攻することになります。

人間には元々「未知なるものを知りたい」という好奇心が備わっています。

ただ、画一的な教育を受けることで好奇心は抑えられ、
いつしか学ぶことが苦しくなっていきます。

大事なことは、子どもが興味を持ったことを否定せず、
その興味をさらに引き出すことなのだと思います。

そうすることで楽しいからもっと学ぶという正のスパイラルが生まれる、
その流れが天才を生むのだと思います。

自分の子どもにどうしても天才になってほしいとは思いませんが、
自分が興味あることはどんどん追求してほしいと考えています。

自分が親からしてもらったように、
次は自分が子どもの可能性を引き出す番。

いったいどんな才能が眠っているのでしょうか。
楽しみでなりません。

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