この前の土曜日に第97回新潟×朝活定例会を開催しました。
100回まであと3回です。
思えば遠くへ来たものです。
今回一番気になったのはテレビの話しでした。
参加者の1人がクイズ番組を見た時、
自分で記憶をたどって答えを出すのではなく、
Googleで調べて答えを見つけるという方法をとったそうです。
すると、テレビの回答者よりも早く
問題を解くことができたとのことでした。
その方は「検索に頼るのは良くないんですよね」
と話していましたが、
自分はそうとも言えないのでは、と思いました。
なぜなら、今時代が求めているものは、
今あるものを使っていかに新しいものを作り出せるか、
だからです。
既に分かっている答えを素早く出すことや
決められたやり方でいかに早くやるかということは、
少しずつ重要度が減っています。
大切なのは知識ではなく、
その知識を使っていかに新しいものを生み出すか、です。
ですので、知識をただ覚えているだけではあまり意味がなく、
それを活用して新しいものを生み出すことで、
初めてその知識は生きてきます。
そして、その知識は普段は頭の中に
完璧な状態で存在していなくても、
すぐに取り出せる場所にあればいいのです、
GoogleやWikipediaのように。
「どこに情報が保存されているか」さえ分かっていれば、
その詳細な知識が頭の中に入っていなくても、
それほど問題ではありません。
冒頭の例で言うと、
クイズ番組で出題された知識について、
全ての答えを頭の中に暗記しておくのと、
別の場所から情報を取ってくるのとでは、
結果は変わりません。
ただ知識として知っているということは、
それほど優位なことではなくなってきている証拠です。
これからはその知識を使って、
いかに新しいものを生み出していけるか、
それがこれからの時代を生きる自分たちの世代の
大きなポイントになると思いました。
そう言っておきながら、
GoogleやWikipediaに頼りすぎる生活も
それはそれで怖いなと、矛盾を感じているところです。
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