土曜日に新潟のワイナリー 「カーブドッチ」に行ってきました。
朝活に参加している方がワイン製造の責任者で、
ワイン作りの現場を見せてもらいました。
普段は瓶に入ったワインしか見ていませんが、
今回は収穫したぶどうを発酵させるところから、
瓶に入ったところまでを見ることができました。
写真許可をもらったので、ちょっと紹介します。
(見学順に掲載しているので、実際のワイン作りの流れとは違っています)
一番最初に見たところ。
ワインの元になるぶどうジュースと酵母を入れて発酵させているところ。
発酵したてのワインはまだジュースのような感じで、色も濁っていますが、
発酵していくほどアルコールの匂いが強くなり、色も澄んできていました。
車だったので飲めなかったのが残念・・・
発酵させたワインは樽に入れられます。
ここで3ヶ月~1年ほど寝かせるそうです。
細かいことはわからないのですが、
樽に含まれる成分がワインに溶け出して、
味に丸みが出るとのことでした。
(この時点でのワインはまだトゲトゲしているとか)
ちなみに樽の重さは20Kgくらいあるそうです。
ワインを瓶詰めして保管している場所。
種類ごとに分けられています。
拡大するとこんな感じ。
びっしりつまっています。
商品出荷前の在庫が保管されている場所。
ここから実際に商品が出荷されるまでが長いらしく、
数年くらい残っているものもあるとか。
それは理由があって、ワインによっておいしい時期が異なり、
最適な時期に出荷するためとのことでした。
ただ、いつまでも在庫として保管するわけにもいかず、
不本意ながらも出荷してしまうこともあるそうです。
そこはワインの作り手の葛藤だと感じました。
こちらは赤ワインの発酵中。
全て手作業でかき混ぜるので、
全部やると2時間くらいかかるとか。
上の写真の拡大。
元気よく発酵しています。
この日はちょうど収穫があり、
とれたぶどうから実だけを選別する作業をしていました。
こちらも全て手作業!
これを数時間ずっと続けるそうです。
多少枝の部分が入っても大丈夫なんですが、
できるだけ余計なものは入れないようにと、
手間をかけて取り除いているそうです。
そういう姿勢が味にも出るんでしょうね。
今回こうしてワイナリーを案内してもらったわけですが、
案内してくれた方の話がとてもよかったです。
マニュアル通りの説明ではなく、
本当に自分が思っていること、考えていることを話していたからです。
人はストーリーと情熱に魅かれます。
モノ自体の質はもちろんだけど、
そこにストーリーと情熱が加わることで、
そこにしかない価値を生み出します。
大切なのはストーリーと情熱。
顔の見える関係というのがあるけど、
ただ顔が見えるだけでは魅かれません。
顔の先にあるストーリーと情熱が見える関係となって
初めて魅かれるのだと思います。
今回のワイナリー見学では、そのどちらにも触れることができました。
そして強く魅かれました。
こんな人の作るモノがもっと社会に知られ、
もっと多くの人に触れてもらえたらと思わずにはいられません。
仕事が順調にいってもっとお金が貯まったら、
高級なワインを買って美味しく飲んでみよう、
そんなことを思ったワイナリーからの帰り道。
楽しい大人の社会科見学日でした。
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