土曜日に新潟のワイナリー 「カーブドッチ」に行ってきました。

朝活に参加している方がワイン製造の責任者で、
ワイン作りの現場を見せてもらいました。

普段は瓶に入ったワインしか見ていませんが、
今回は収穫したぶどうを発酵させるところから、
瓶に入ったところまでを見ることができました。

写真許可をもらったので、ちょっと紹介します。
(見学順に掲載しているので、実際のワイン作りの流れとは違っています)

カーブドッチ1

 一番最初に見たところ。
 ワインの元になるぶどうジュースと酵母を入れて発酵させているところ。

 発酵したてのワインはまだジュースのような感じで、色も濁っていますが、
 発酵していくほどアルコールの匂いが強くなり、色も澄んできていました。

 車だったので飲めなかったのが残念・・・

カーブドッチ2

 発酵させたワインは樽に入れられます。
 ここで3ヶ月~1年ほど寝かせるそうです。

 細かいことはわからないのですが、
 樽に含まれる成分がワインに溶け出して、
 味に丸みが出るとのことでした。
 (この時点でのワインはまだトゲトゲしているとか)

 ちなみに樽の重さは20Kgくらいあるそうです。

カーブドッチ3

 ワインを瓶詰めして保管している場所。
 種類ごとに分けられています。

カーブドッチ4

 拡大するとこんな感じ。
 びっしりつまっています。

カーブドッチ5

 商品出荷前の在庫が保管されている場所。
 
 ここから実際に商品が出荷されるまでが長いらしく、
 数年くらい残っているものもあるとか。

 それは理由があって、ワインによっておいしい時期が異なり、
 最適な時期に出荷するためとのことでした。

 ただ、いつまでも在庫として保管するわけにもいかず、
 不本意ながらも出荷してしまうこともあるそうです。

 そこはワインの作り手の葛藤だと感じました。

カーブドッチ6

 こちらは赤ワインの発酵中。

 全て手作業でかき混ぜるので、
 全部やると2時間くらいかかるとか。

カーブドッチ7

 上の写真の拡大。
 元気よく発酵しています。

カーブドッチ8

 この日はちょうど収穫があり、
 とれたぶどうから実だけを選別する作業をしていました。

 こちらも全て手作業!
 これを数時間ずっと続けるそうです。

 多少枝の部分が入っても大丈夫なんですが、
 できるだけ余計なものは入れないようにと、
 手間をかけて取り除いているそうです。

 そういう姿勢が味にも出るんでしょうね。



今回こうしてワイナリーを案内してもらったわけですが、
案内してくれた方の話がとてもよかったです。

マニュアル通りの説明ではなく、
本当に自分が思っていること、考えていることを話していたからです。

人はストーリーと情熱に魅かれます。

モノ自体の質はもちろんだけど、
そこにストーリーと情熱が加わることで、
そこにしかない価値を生み出します。

大切なのはストーリーと情熱。

顔の見える関係というのがあるけど、
ただ顔が見えるだけでは魅かれません。

顔の先にあるストーリーと情熱が見える関係となって
初めて魅かれるのだと思います。

今回のワイナリー見学では、そのどちらにも触れることができました。
そして強く魅かれました。

こんな人の作るモノがもっと社会に知られ、
もっと多くの人に触れてもらえたらと思わずにはいられません。

仕事が順調にいってもっとお金が貯まったら、
高級なワインを買って美味しく飲んでみよう、
そんなことを思ったワイナリーからの帰り道。

楽しい大人の社会科見学日でした。

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