先月は実家に帰って地元友達に会い、
今月は大学時代の友人の結婚式で学科の友人と再会します。

このタイミングでこんな記事を見かけました。

 かつて同じ価値観を共有できた親友同士が今では何も共感できないくらい遠い場所で生きてる話

幼なじみで同じ価値観を共有し、
大人になってからもそこまで違いは感じなかったけど、
住む場所が変わり、一方だけ結婚・育児を経験する中で、
価値観が大きく離れていったという話しです。

この記事にとても共感したのは、自分も同じような体験をしたからです。

大学時代にとても仲の良い友人がいました。
大学4年間で最も多くの時間を共にした友人です。

自分はその頃からふわふわと生きていたのですが、
彼は常に目標を持って新しいことに取り組み、
充実した学生生活を送っていました。
(自分も楽しい大学時代でしたが)

性格は違えど、お互いの考え方を尊敬していて、
話していると楽しかったことが最近のように思い出されます。

自分は学部で卒業してそのまま新潟に就職、
彼は大学院まで進んで優秀な成績で卒業し、
誰もが知る大企業に就職して東京へと行きました。

距離が遠くなったのでなかなか会う機会がなかったのですが、
それでも1年に1回は会っていました。

すると、数年経った頃から少しずつ変化してきました。

彼と話していてもあまり面白くないのです。
かつてのようなワクワク感がなくなっているのです。

なぜだろうと思って聞いていると、
彼から出てくる言葉が典型的なサラリーマンになっていたからです。

「今の上司が・・・」
「最近新しい車買ってさ」
「この前パチンコで勝ったよ」

かつて新しい目標に向かってがむしゃらに突き進んでいた姿は
もうそこにはありませんでした。

それがとても悲しかったです。

 同じ価値観を持っていても、環境が変われば互いの価値観が離れていく

経営コンサルタントとして有名な大前研一氏によると、
人間が変わる方法は3つしかないと言います。

1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。

大学を卒業して住む場所と付き合う人が変わった友人は、
考え方や価値観も昔とは大きく違っていきました。

それが、かつての楽しさを知る自分にとっては悲しいことでした。

それでも、自分はかつての彼を何としても取り戻してほしい!
とは思いません。

おそらく、彼なりにいろいろと考えて、
行動した結果が今の姿だと思うからです。

だから今はそっと見守ろうと思っています。

今の自分にできることは、
大学の頃にふわふわと考えずに生きていた自分でも、
かつての友人のように、
新しい目標を見つけて生きていることを伝えることです。

もしかしたら、その姿を見ることで、
彼の中でまた何か変化が生まれるかもしれません。

人は人で変わるから。

もしその時が来たとしたら、
また再びあの頃のように楽しく話しができるんだろうなと思います。

そんな日が来ることを願って、
また今日より明日がよくなる人生を送っていきたいです。

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