今月は友人の結婚式が東京であってお金がないので、
カットモデルで髪を切ってもらいました。
美容師見習いの人が担当するので失敗するリスクはありますが、
どんな仕上がりになるのかわからないドキドキ感が楽しかったりします。
髪型にそこまで強いこだわりがない人にとっては、
無料でできるのでおすすめです。
ただ、今回はちょっと失敗したみたいで、先輩が手直ししてくれました。。。
そんなこともあります。
今回はカットモデルだったので、
時々先輩スタイリストの方からチェックが入って、
いろいろと指導が入ってきました。
そのため、通常の倍くらい時間がかかったので、
担当者の方といろいろ話していました。
その中で気になったのは、人の髪は千差万別だから、
髪質、希望のカット、クセなどによって、臨機応変に変える必要がある、
ということ。
つまり、美容師の仕事はその都度対応方法が異なるということです。
一方、自分がいるプログラマーの世界は0か1の世界なので、
パターンはそれほど多くありません。
つまり、プログラマーの仕事は、ある程度対応方法が限定されるということです。
両方の仕事を比較してみると、
美容師の方が人の技術・判断の範囲が大きいので、
美容師はまだまだ機械ではなく人の仕事だと感じました。
また、カットモデルを体験して、いつものベテラン美容師の技術の高さがわかりました。
ずっと会話しながら切って、いつのまにか終わっているからです。
今回の担当者は「話しながら切り続けるってすごく難しいことなんです」と話していました。
何も感じさせないというのは、実はすごいことだと思いました。
素敵なユーザーインターフェースは誰にも気づかれない
ユーザーインターフェースとは、
特にコンピューターとその利用者の間での情報をやりとりするための方法、操作、表示、
といった仕組みの総称のことです。
仕事で会計システムとなど企業向けシステム開発をしていますが、
操作感が優れている画面の場合、利用者からの声はほとんど挙がってきません。
一方、使いにくい画面だとすぐに改善要望が挙がってきます。
本当に素敵なユーザーインターフェースは、
人に気づかれないものだと感じています。
同じように、美容師の仕事も「おかしい」と感じさせないことが
一流の証なのではないかと思いました。
世の中には気づかれないけど素敵な仕事をしている人たちはたくさんいるはずです。
そんな人の仕事ぶりをもっと知りたいと、
今日の経験から思いました。
目立たないけど裏で支える役、実は結構好きなので。
そんな機会を作ってみたいです。
頭もスッキリしたことですし、
これで今月の結婚式には気持ちよく出席できそうです。
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