最近過去に書いた記事の掘り起こしをしています。
先週アップしたポートランドに学ぶ地方都市の未来(再掲)も、
過去に書いた記事を掘り起こして、再度アップしたものです。
自分が思っているほど読んでくれる方の記憶には残らないので、
こうして同じ内容を何回かアップすることは大事ではないかと思って、
始めてみました。
過去の記事を読んでいると、「これは本当に自分が書いたのか?」と思うほど、
自分の記憶にも残っていない記事があったりします。
それは良い記事も良くない記事も。
読み返してみると面白い再発見があって、とても楽しいです。
しばらくこの掘り起こしシリーズを続けてみます。
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マズローの段階欲求説をご存知でしょうか?
学校の授業で習った方もいると思いますので、
知っている方も多いのではないでしょうか。
こんな図なら見かけたことがあるかもしれません。
人間の欲求は5段階のピラミッドのようになっていて、
1段階目の欲求が満たされると、
1段階上の欲求を志すというものです。
例えば、社会的欲求を満たすためには、
その下の生理的欲求と安全・安定の欲求を
満たす必要があるということです。
このピラミッドの頂点にあるのが「自己実現」です。
「新しく会社を作りたい」
「地域のために貢献したい」
「世界中を旅したい」など、
自分の夢や目標の達成は、
最も高次元の欲求として定義されています。
確かに自分の夢を実現させるためには、
規則正しい生活で生理的欲求を見たし、
明日の心配がない生活で安心・安定の欲求を満たし、
コミュニティに属して社会的欲求を満たし、
自分を認めて周りに認められ尊厳欲求を満たす、
これら全てを揃えないと難しいように思われます。
ここまで理解して感じたことがありました。
「自己実現した後は、どんな欲求が生まれるんだろう?」
マズローの段階欲求説では
自己実現の先については触れられていません。
そこで自己実現の先の欲求について考えてみました。
自己実現の先にある欲求は
「他者実現」だと考えています。
ということに気づいたのは、
新潟×朝活の活動での経験があります。
私が新潟×朝活を始めたのは、
自分が何をやったらいいのかわからず、
やりたいこと・自分の進む道を見つけたい、
その思いがあって始めました。
この時の自分の心境としては、
マズローの段階欲求説でいう「尊厳欲求」、
そして「自己実現の欲求」を満たすものでした。
それから活動を続けて人が集まるようになると、
自分の中で朝活の位置づけが変わってきました。
当初は自分のための活動だったのですが、
次第に他の人のための活動へと変わってきたんです。
活動を続ける中で自分の道が定まってくるのとリンクして
「自分のため→他者のため」に変わりました。
自分がやりたかったのは朝活のように
様々な人がフラットに集まる場だと気づき、
朝活を通して自己実現の欲求を満たしていました。
そして自己実現の欲求を満たした後、
自分の中に沸き起こった欲求こそ他者実現だったのです。
自分のやりたいことを実現しないと
誰かのやりたいことの手助けはできない。
この朝活の経験から導きだした経験則です。
もしマズローが今の時代に生きていたのなら、
きっと第6段階として他者実現の欲求を設定していたはずです。
そう考えると、かつての知識は絶対ではなく、
時代に合わせてアップデートする必要があるんだなと
強く感じます。
新潟×朝活では、自分のやりたいことを実現させているので、
これからも参加者にとって居心地のいい空間を作り、
自身のやりたいことを深めたり、見つけたりしてもらえる
そんな場にしていきたいと強く思うのです。
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