少し前の記事ですが、NPO法人フローレンス代表の駒崎さんが、
未来の仕事について語った記事があったので紹介します。

 若者よ、君の20年後の飯の種は「今存在しない仕事だ」

今生まれた子どもの65%は、
大学卒業時に今はない仕事に就いているだろう、
という研究者の言葉に始まり、
これからの仕事に求められる要素を挙げています。

駒崎さん曰く、これからの仕事に必要な要素は大きく3つ。

①学び続ける力

 ただ学ぶだけではなく、学び「続ける」ことです。
 勉強は学校を卒業してもずっと続けることになります。

 特定のスキルは時代の加速度的な流れの中で陳腐化していくので、
 常に新しい分野のスキルを身につけていく必要があります。

 今の仕事を続けながら、その分野と関連のある分野のスキルを磨いたり、
 全く新しい分野に飛び込んでみたり、方法は様々。

 ただ、今のスキルのみに頼る働き方はとても危険だと言えます。  

②コラボレーション・リテラシー

 これは専門性の組み合わせのことです。

 今までは特定の専門分野の人たちだけで集まって問題解決しようとしていました。

 しかし、時代は複雑になり、特定分野の人たちだけでは
 課題を解決できないようになりました。

 そこで、これからは異なる専門性を持つ人たちとのコラボレーションが
 求められてくるだろうと言われています。

 未来の働き方についての名著、ワーク・シフトの中でも、
 「孤独に競い合う生き方」から、「他者と協力し合いながら起こすイノベーション」へのシフト
 が起こるだろうと書かれています。

 異なる世界の人たちと働くことで、
 新たな価値を作ることができるのがこれからの働き方の重要な要素です。

③「問題を見つけて試行錯誤する力

 欧米先進国の後を追えばいい時代はとっくに終わっていて、
 今は自ら新しい価値を作っていかなければならない時代です。

 教科書のような正解があるわけではありません。

 そんな時代では、課題解決よりも先に、
 まず課題を発見することが求められてきます。

 まず課題を見つけ、まだ答えがなければ仮説を立てて、
 様々な人たちとコラボレーションして試作品を作り、
 トライ&エラーを繰り返して答えに近づいていく、
 そのステップが重要になってきます。



駒崎さんの記事は非常に共感できるものでした。

特にこれからの働き方に求められる3つの要素は、
自分が考えているこれからの働き方、「多様性」と結びつくもので、
親近感を覚えました。

この3つの要素はどれも重要ですが、
これら3つの要素のベースにあるものは「好奇心」ではないかと思いました。

好奇心があるから学び続けられ、
好奇心があるから異なる世界に踏み込んで交流でき、
好奇心があるから世の中のあらゆるものを見て問題に気づく。

じゃあその好奇心はどうやって生まれるのか?
というと、自分にもよくわかりません。

ですが、好奇心は頭で考えても生まれるものではなく、
行動する中で生まれていくものだと経験から感じています。

 まず動いてみる、そこから感情が生まれる

未来の仕事に求められる要素の共通点を探したら「好奇心」にたどり着きました。

みんなが嫌がる仕事、単純な仕事は次々とロボットに置き換えられる未来は
ほぼ確定された未来です。

人に残される仕事は、自分が本当に好きな仕事、
情熱を持って取り組める仕事なんだと思います。

自分もそんな仕事を探すため、好奇心を常に生み出すため、
新しい世界へ臆することなく飛び込んでいきたいと思うのです。

記事からだいぶ飛躍しましたが、働き方について考えさせられる良記事でした。

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