年の瀬の12/28(土)にgreen drinks Niigatavol.5を開催しました。
今回は今までと全く違って読書会を開催してみました。
ただの読書会だと面白くないので、
友人で読書会を開催している人たちに声をかけて、
その人たちと一緒に読書会を同時開催するという形式にしました。
各グループの読書会の内容は、
①2013年の私のNo.1
②おすすめのビジネス書または自己啓発書
③おすすめのマンガ
④私の心の一文
⑤『WIRED』VOL.10「未来都市2050」
でした。
当日の流れは、
1.各グループ(1グループ5人)ごとに読書会をしてもらう
2.各グループで1人(主催者)を残して、他の4人は4つのグループに散らばる。
各グループの主催者が1.で紹介された本や感想をまとめて伝える。
3.1.のグループに戻り、
2.で聞いた別グループの内容をシェアします。
でした。
本当は最後にフリーの交流時間を作りたかったのですが、
時間が長引いてしまって実現できず・・・
それでも長引くくらい盛り上がったのだと前向きにとらえています。
さて、私は上記のグループ⑤の主催者だったので、
そこで話したことを簡単にまとめたいと思います。
私のグループは5人が参加していて、
1人ずつ気になった記事と感想を話して、
他の人が意見や感想を付け足していくという形式で進めました。
以下、5人の気になった記事と感想について書いていきます。
【記事要約】
・星新一などのSF小説の挿絵を多く担当した真鍋博が想像した未来のアイテム集。
【紹介者の感想】
・部分体重計が気になった。
体重計に乗ると自分を構成する成分(水とか脂肪など)がわかるというもの。
今の体重計でも実現できていて、未来が現実になったと感じる。
【みんなの感想】
・3Dペンが実現したら楽しそうだなと思った。
→実はもう実現している。「手描き」で3Dプリンティングできるペン
単純に落書きしても楽しそうだし、生活に役立つものが作れそう。
・大人になったら空を飛びたい(飛べる)と思っていた。
でも大人になっても未だに自由に空を飛ぶアイテムは生まれていない。
未来は思ったより進んでいないと思った。
【記事要約】
・都市における移動型飲食店「フードトラック」の現状とこれから
・必要とされている場所に行けることがフードトラックの生命線
・フードトラックには潜在力がある。
時間や場所でサービスを変えたり、街の要求に即座に応えられる柔軟性が一例。
【紹介者の感想】
・フードトラック≒屋台。
最近屋台を買ったのだが、とても時代の変化に適応していると思う。
固定の場所がなくてもできるから。
・記事にもあるが、屋台では特定の何かを売ると決めなくてもいいと思っている。
偶然見たものを欲しいと思うかもしれないから。
【みんなの感想】
・リヤカーで食べ物を売ってる人が新潟にもいる。
法律的にはグレーゾーン?
(公共の道路では本来の目的である通行以外に使用できないから)
・コインパーキングを1日借りて屋台を集めたら面白そう。屋台村。
・屋台のように車が停まっている場所で食べるのではなく、
電車の食堂車両のように、車の中で移動しながら食べられるのも面白そう。
【記事要約】
・運転者なしで走行する自動車の実現は近いが、
問題は技術的な点よりも都市インフラ(主に道路)にある。
・道路や標識は、車と情報をリアルタイムで交換することで、
次の動きを予測して運転者や歩行者に伝えることができる。
・ドライバーレスカーは、私有と公共のどちらでも利用価値は高いが、
他の車と合わせて動く特徴のため、都市内部の公共用として特に利用価値が高い。
(渋滞解消、交通事故の減少など)
・ドライバーレスカーによって、車だけでなく街も変化していく。
【紹介者の感想】
・車移動時の操作の時間がもったいないと思っていたので、ぜひ実現してほしい。
【みんなの感想】
・運転中は歌ったり、考え事をしたり、ラジオを聞いたりする。
もっと他のことができたらいいのにと思う。
そしたらもっと本気で歌うこともできるし、全く別のこともできる。
・カーシェアがより広まりそう。乗り捨てが実現すると嬉しい。
一方、自分のモノとして所有してないと、
使いたい時に車がないのでは?という新たな不安が生まれそう。
→複数台を複数人でシェアするという考えだから、
確実に使いたいという人は今まで通り個人で所有することになる。
イメージとしてはレンタルビデオ。
・運転免許が要らなくなりそう。
そうすると数十年後には運転できない人がほとんどになって、
逆に運転できる人の価値が高まりそう。
(そんな映画があった)
【記事要約】
・オンラインプラットフォーム「PARK」。
目的地へ行くための交通手段を地図上に表示してくれ、
そこから公共交通を利用するとポイントがたまる仕組み。
たまったポイントは、公共スペースを利用する権利と引き換えできる。
・PARKを利用することで、公共空間を自由化でき、
市民の手で都市空間を再利用することができる。
・イスタンブールではこのPARKを試験的に運用したところ、
土地開発が進む地域の公園にて、それに反対する大規模なデモが起こることとなった。
【紹介者の感想】
・PARKという仕組みでは、特定の人だけが恩恵を受けるのではなく、
関わる人みんなにメリットがあるので、とても価値が高い。
・例えば、PARKによって車が減れば、駐車場も減ることになり、
そのスペースを別のことに使うことができる。
・新潟市でもパークアンドライドが行われている。
(まだポイントはないけど)
【みんなの感想】
・ポイントはぜひTポイントで!
・バス停の横にコンビニがあると、ちょっとした待ち時間の時に便利
【記事要約】
・ブラジルのリオデジャネイロの「Startup Rio」では、
国内外の有能な若手起業家を集めて、
国際的なITビジネスのハブになろうとしている。
・リオは起業家に寛容な土地で、支援者も多く、
ベンチャービジネスが立ち上がる可能性も高い。
【紹介者の感想】
・人が集まるところに新しいアイデアが生まれる。
だから新潟にもこういう場所がほしい。あったらいい。
【みんなの感想】
・物理的な空間は既にある。
ただ、思いを持った人がいないと人は集まらない。
逆に思いを持った人がいれば、場所がなくても人が集まるのでは。
・ドラクエのルイーダの酒場のような場所がほしい。
そこに行けば求めているタイプの人と出会えるという場所。
「酒場登録者一覧」でどんな人がいるかわかるといい。
また、そのお店にはどんなタイプの人が集まるのかわかるといい。
→もし自分が求めるタイプと違っても、そこから新しい人間関係が広がるかもしれない。
・経営者同士の交流の場はあるが、一般層の交流の場はない。
・バーよりカフェの方が気軽に行ける。
一方、カフェよりバーの方が知らない人に話しかけやすい。
・水鉄砲大会がやりたい
・屋台村がやりたい
長くなったので、全体の感想は短めに。
今回の読書会では、途中でグループチェンジして、
自分の興味以外のグループに強制的に行くようにしてみました。
そうしたのは、自分が興味ないと思っていた(もしくは知らなかった)本でも、
誰かの言葉を聞くことで興味を持つかもしれない、
という偶然が起こる可能性に期待したからです。
その期待通り、当初気にしていなかった本に魅かれて、
終了後にそのまま本を買いに行った人もいました。
正にそれを期待して企画したのでとても嬉しかったです。
今回感じたのはイベントには偶然の要素が必須、ということです。
参加者はもちろん、主催者もどうなるかわからないという部分がある方が、
より楽しくなる。(うまくいかないギャンブル的要素を含むけど)
また、偶然が起こりやすくするために、
企画時に余白を作っておくことも大事です。
あまり予定をきっちり立てると、
面白い偶然が起こった時も予定に戻そうという力が働いてしまうからです。
偶然が起こった時にその流れを途切れさせないために、
間に余白時間を用意しておくこと。
今回はを作っていたので、その余白に助けられました。
ただ、それでも時間足りなかったのですが・・・
ハッピーな偶然もあり、あっという間の2時間半の楽しい時間でした。
とても楽しかったので、半年に1回くらいやろうかと思ってます。
また、今回課題本にしたWIREDやクーリエ・ジャポンなどを題材とした
「雑誌読書会」もやりたいと思っています。
来年は読書会も活動のラインナップに加わりそうです。
ということで、今年最後のイベントが無事楽しく終わりました。
green drinks Niigataは、また半年後くらいに実施します!
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