昨日Twitterを眺めていて、とても共感できるツイートがありました。

これすごくよくわかります。
自分も同じことを思っていたからです。

自分は場を作る人のことを「コーディネーター」ではなく、
「カタリスト」だと考えています。

コーディネーターとは、
いろいろな要素を統合したり調整したりして一つにまとめ上げる、
という役割を担う人です。

自分の理想とする状態があって、
そこに全体が正しく向かうようにコントロールする、
という意思を持って動く人でもあります。

一方、カタリストは逆で、
自分から積極的に場をコントロールしようとしません。

お互いにコミュニケーションが取りやすいようにサポートをしても、
基本的にはその場にいる人たちの意思に任せる、
という役割を担う人です。

カタリストとは直訳すると「触媒」のこと。

理科の授業で習ったと思いますが、
触媒とは、特定の化学反応の反応速度を速める物質で、
自身は反応の前後で変化しないもののことです。

化学反応時の触媒と同じように、
カタリストはその場にいる人たちの関係を直接変えるのではなく、
お互いが近づいていくサポートをします。

つまり、自分がいることによって、
周りの人たちがより仲良くなるということです。

触媒は化学反応の最初こそ大きな役割を果たしますが、
一旦化学反応が起こってしまえば、
あとはその勢いで化学反応が続いていきます。

ですので、カタリストも交流の最初には大きな役割を果たしますが、
その後は少しずつフェードアウトしていき、
最後は自分がいなくても問題なく話せるようになる、
というのが理想です。

それはまさに、最初に紹介したツイートのような状態です。

自分がいなくても問題なくなるというのは寂しい気もしますが、
きっとその人たちにとっては、
自分がいなくても話せる関係を築いた方が楽しいと思います。

そして、自分は寂しさを感じながらも、
そんな瞬間に立ち会うのが大好きです。

これからもカタリストとして、
様々な化学反応を起こす場にいたいと思うのです。

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