こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
このブログでは度々アメリカのポートランドの街について触れています。
ポートランドに学ぶ地方都市の未来(再掲)
自由に意見が言える場こそ、新しい文化を作るベースになる
いつも読んでいる空気読みの跡部さんのブログで
ポートランドが紹介されていたのをきっかけに、
自分でもポートランドはどんな街なのか気になるようになりました。
【ポートランドで考えた】その1:なぜ、ポートランドに興味を持ったのか? | 空気読み一人シンクタンク
【ポートランドで考えた】その2:小さな都市でも、地政学的強みを活かした生態系が絶妙! | 空気読み一人シンクタンク
そんな中、先日ポートランドの観光ガイドブック、
「TRUE PORTLAND」を読む機会がありました。
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自分が前から興味を持っている自由大学も関わっていて、
ぜひ読んでみたいと思っていた本です。
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自由大学のイベントに参加しました(レクチャープランニング)
ようやく読めたので、本を読んでの感想・思ったことをまとめてみます。
ポートランドは「DIY精神溢れる街」と言われています。
自分たちが欲しいと思うものがなければ、
自分たちで作ってしまえばいいという思想です。
しかし、時には作りたいものにスキルや経験が足りないことがあります。
そんな時にポートランドの人たちは、
互いに意見を出し合い、力を貸し合っているそうです。
そこには競争で他者を出し抜くという考えがありません。
自分たちの街が良くなるならば、
たとえ同じことをやっているライバルであろうとも手を貸し力を貸す、
いわば協創の精神が宿っていると言えます。
この協創の精神がポートランドの成長の源になっていて、
居心地の良い空気を作っている最大の要因だと思います。
ポートランドの概要説明の部分で、
「人種の多様性は少ないが、文化の多様性はある」
という言葉がありました。
圧倒的に白人系が多い地域ですが、
だからといって人種で差別されることはなく、
多様な文化が混在しているとのことでした。
文化の多様性が高いということは、言い換えると、
それぞれがそれぞれの生き方を尊重しているということです。
「俺はこんな生き方をしている。でもお前の生き方もいいね。」
というように。
そうやって他者の生き方を尊重して認めているからこそ、
自分の生き方を押し付けることはありません。
それがすごくいいなと思いました。
自分の生き方を自分の好きなように作ることができ、
周りの人たちもその生き方を認めてくれる、
そんな生き方に対する寛容性がポートランドにはあると思いました。
本の最後にあったポートランドを紹介する一文。
「ポートランドは何かを作る人makersと行動を起こす人doersの街」
これが全てを現していると思いました。
用意された生き方に満足することなく、
自分が本当に求めるものを作っているmakers。
そんなmakersたちに刺激を受けて、
自分の生活に取り込み、街やコミュニティに還元するdoers。
自発的に考えて行動する人たちの集まった街こそ、
ポートランドの魅力であり、
自分が魅かれた理由でもあるのだと気づきました。
今多くのクリエイターやアーティストがポートランドに集まっているのも、
makersとdoersに囲まれる環境で、
自分自身の中に起こる変化を期待しているんでしょう。
ここからどんな新しいものが生み出されるのか、とても楽しみです。
この本を読み終えて、無性にポートランドを訪れたくなりました。
本を読んでいるだけで、その場にいった気分を少しは味わうことができますし、
たくさんのお店を知って、面白さを感じたのですが、
一方で街の空気を感じてみたいという思いが強く浮かんできました。
街を訪れて、そこに流れている熱気を感じ、
そこで暮らす人たちの声を聞かないと本当の街はわからないだろうと。
短期間でも街に滞在して、
ポートランドの日常を体感してこそ見えるものがあるのだと思います。
来年中にはポートランドを訪れてみます。
1人で海外行ったことないですし、英語も話せませんが、
行きたいという思いが生まれて目的が出来たら
行動も続くのではと思っています。
と、ここで宣言して自分を少し追い込んでみます。
人生で訪れてみたい場所がまた1つ増えた素敵な本でした。
まちづくり、クリエイティブ、自分で仕事を作る、
などのワードに興味がある方にはピッタリだと思いますので、
ぜひ読んでみてください。
追記:本日発売のPOPEYE(ポパイ)、ポートランド特集です!
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マガジンハウス 2014-06-10
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