こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

久しぶりに過去記事の再アップです。

2年以上前の記事ですが、今読んでも共感できるのでアップしました。

以下、再アップした記事です。

———————————–

自分が勤めている会社では、毎週月曜の朝に朝礼があります。
そこで毎回社員の1人が3分間スピーチをしています。

昨日はちょうど私がスピーチ担当の番でした。
そこで話した内容は以下の通りです。

———————————-

 アメリカの大手写真用品メーカーKodak
 連邦破産法の適用を裁判所に申請しました。

 Kodakは日本ではもちろん、海外でも広く展開しているグローバル企業です。
 海外旅行へ行った際にも多くの国でKodakの名前を見ることができました。

 それだけに今回のニュースは衝撃を受けました。

 Kodakがここまで業績を落とした理由としては、
 デジタルカメラへの対応の遅れが指摘されています。

 Kodakはフィルム関連用品で業績を拡大した企業です。

 そのためか、デジタルカメラが普及し始めてからも
 フィルムに重点を置いた経営を続けてきました。

 その結果、デジタルカメラへの対応が遅れてしまい、
 今回のような結果を招いてしまったと見られています。

 Kodakに限らず、大企業が短い期間で業績を落とす例が
 最近多くなっているように感じます。

 日本企業でも任天堂が昨季までの順調な業績とは一転し、
 今期は営業利益が赤字に転落する見通しと報道されています。

 どんな大企業であっても
 時代の流れに乗ることができなければ
 簡単に業績を落としてしまうという
 厳しい時代が到来したのだと感じています。

 かつて科学者のダーウィンは「進化論」の中で、
** 「最も強い者が生き残るのではなく、
  最も賢い者が生き延びるでもない。
  唯一生き残るのは変化できる者である」**
 と述べています。

 激変する世界経済の中に生きる私たちは、
 組織としても個人としても
 変化の時を迫られているのではないでしょうか。

———————————-

会社のスピーチなので堅めなのですが、
このスピーチで伝えたかったのは、
上記の赤字のダーウィンの名言の箇所。

今どんなに栄えていたとしても、
時代の流れに合わせて変化できなければ生き残れない
ということを伝えたかったんです。

最近新聞やニュースだけでなく、
いろんな人のブログ記事を読むようになって
世界から取り残されつつある日本を感じているけど、
世間(特に地方)で生きているとそれは感じにくい。

どこか遠い国の出来事で、
自分には関係ないことと思ってしまっています。

でも、そう遠くない未来、
世界の変化は小さな地方都市にも確実にやってきます。

その時に何も変化への準備をしていなければ、
時代へ適応できずに生活基盤さえ危うくなるのでは、
そんなことを考えています。

だから、世界が変わっていること、
自分たちも変わらないといけないことを
スピーチで話すことにしました。

これが何人に伝わったのかは未知数です。

もう忘れていつも通りの日常を送ってるかもしれない。
(それはそれでいいと思うのですが・・・)

それでも、数人からは賛同の声をいただきました。

声なき声も合わせるともう少し多いのかもしれません。

自分のスピーチで少しでも伝わったとしたら
それはとても嬉しいことです。



世界は変わった。

 新興国の急速な経済成長、
 リーマンショック、ヨーロッパ金融危機での通貨下落、
 地球規模で起こる環境問題・・・

 科学技術の発展とともに新たな課題も表面化しています。

 そしてこの変化はさらに加速していくはず。

 まだ世界は変わり続ける。

日本は変わった

 経済大国という地位は既に崩壊、
 年功序列、終身雇用、定期昇給は既に夢物語になり、
 世界を席巻した「JAPAN AS №1」も
 過去の話になりつつあります。

 少子化高齢化の進行は人口減少に拍車をかけ、
 内需は縮小の一途をたどり、
 企業は次々と海外志向へと移っています。

 輝ける高度経済成長の面影は
 既に遠くかすんでしまいました。

みんなは変わった?
 
 私たちを取り巻く環境が変化している現状、
 何も考えない現状維持はリスク以外の何物でもない、
 私はそう考えています。

 今の自分から少し踏み出すことこそ、
 日本に生きる私たちにとって必要なことではないでしょうか。

そして自分は変わっただろうか?

今一度自分を見つめ直すきっかけとなったスピーチでした。

ご案内
詳細プロフィールは

こちらから。

ご意見・ご質問は以下のいずれかよりお願いいたします。
 Twitter:@tutinoko310
 Facebook:土屋裕行.com
 メール:お問い合わせフォーム

Twitter、Feedly、Facebookにてブログ更新を確認できます。

follow us in feedly