こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
この週末は結婚式のため家族で東京に行ってました。
久しぶりの新幹線では、風景を楽しみつつ、
ゆったりと読書することができました。
この時読んだ本は「週末は田舎暮らし」。
「平日は都会で働き、週末は田舎で過ごす」
という暮らし方をしている一家の、日々の暮らしを紹介した本です。
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馬場 未織 ダイヤモンド社 2014-02-28
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ダイヤモンド・オンラインで紹介されていた記事を見て知った本です。
働き方・暮らし方・関わり方を軸として生きようとしている自分にとって、
住む場所が1つではなく2つあるという点に興味を持ち、
前々から読んでみたいと思っていた本。
ようやく読んでみての感想を書いてみたいと思います。
二拠点居住というと、一方は都会で慌しく働いていて、
もう一方では田舎でのんびりと過ごす、
というイメージがあると思います。
しかし、著者の場合はどちらも慌しく動いていました。
金曜日の夜に仕事を終えて帰宅したら、
大急ぎでもうひとつの家に行く準備をして、
子どもとペットを連れて車で2時間近くを運転。
週末はのんびりすることもなく、家の周りの草刈りをしたり、
近所の人と交流したり、畑の野菜の世話をしたり。
もちろん、のんびり過ごす時間もあるでしょうが、
のんびりしていると人が住めない環境になってしまうため、
生活を維持するために様々な作業が発生していました。
「田舎暮らしはのんびりしていいなぁ」
という幻想は、この本を読むと打ち砕かれてしまいます。
でもそれが現実。
一方で、子育てにはすごく良い環境だと思いました。
都会だけに住んでいると、自然から遠ざかってしまい、
食べ物はどこから来ているとか、生き物はどうやって生活しているとか、
自然は本とネットの中だけのものになってしまいます。
そうすると感性を刺激する体験が失われてしまうような気がします。
何か心揺さぶられる体験があったとしても、
感情が動くこともなく、ただの事実として見てしまうような。
だから、都会の生活にない自然を、
田舎生活で体験することには大きな意味があると思います。
一方で、田舎生活に不足している点は、人との交流・多様性です。
どうしても人口が少ないので、
新しい出会いはなく、面白いイベントも多くありません。
その部分についてを都会でまかなう。
二拠点生活にはそんなメリットがあり、
子育てには適しているのでは、と思いました。
この本を読んだ後一番感じたことは、
「都会をオン、田舎をオフとする暮らし方への違和感」でした。
もちろん、この生活がぴったりくる人もいるでしょうし、
著者も試行錯誤の末に、この二拠点居住にたどり着いたはず。
ただ、平日頑張って都会で暮らし、休日は田舎でリフレッシュする、
自分その生活にあまり魅力を感じませんでした。
理想とする生活は、オンオフの切り替えを曖昧にすることです。
どちらか一方の居住地をメイン(オン)、もう一方をサブ(オフ)と考えるのではなく、
どちらもメインの居住地で、自由に行き来する生活です。
どちらか一方で働き、一方で休む・遊ぶのではなく、
全てミックスして、どちらに暮らしていても仕事するし遊ぶし休むし、
という生活が理想です。
新潟にある山ノ家カフェのオーナーが
「ダブルローカル」という概念を提唱していますが、
まさにこの考えとぴったり一致します。
THE OWNER INTERVIEW #01 山ノ家カフェ&ドミトリー(新潟)
仕事や住居などの課題は多くありますが、
住む場所を複数持つことで、きっと新たな世界が見えてくると思います。
自分は今は新潟市の隣の阿賀野市に住んでいますが、実家は佐渡にあります。
ゆくゆくは妻の実家のある阿賀野市と、
自分の実家のある佐渡を行き来するような生活ができないだろうか、
本を読み終えた後ずっと考えています。
働き方として小商いを目指しながら、
同時に二拠点居住、ダブルホームについても考えていきたいと思いました。
それでは、明日の良い日になりますように。
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