こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

昨日は自分の住んでいる阿賀野市のお祭りで、
神輿を担いだ人たちが街を歩き、夜には花火も打ちあがっていました。

あいにくの小雨となってしまいましたが、
その悪天候を吹き飛ばす熱気で、賑やかな非日常を味わうことができました。

大いに盛り上がった祭りではありますが、
周囲の盛り上がりに反して、自分はそこまで盛り上がることができませんでした。

阿賀野市の祭では、町内ごとに神輿を担いで、
大通りでその神輿をぶつけ合うのですが、
それが非常に荒々しくて、まるでけんかをしているように見えます。

事実、地元では「けんか神輿」とも呼ばれていて、
何年か前には大怪我する人が出たくらい激しい祭。

その雰囲気があまり好きでないというのが、
盛り上がらなかった大きな理由です。

一方、地元出身の妻が同じ神輿の光景を見ても、
「やっぱりこれくらい勢いがないと祭じゃないよね」
と興奮しているようでした。

自分の地元の佐渡にももちろん祭はあります。

ただ、神輿をぶつけ合うというけんかのようなことはなく、
佐渡の伝統芸能である鬼太鼓を集落ごとに披露し、
あとは飲んで歌って踊ってという平和的な祭です。

鬼太鼓は集落によって太鼓のリズムや鬼の舞い方が違っていて、
いくつ見ても楽しむことができます。
(知ってる人もたくさん出ますし)

生まれた時からこうした「みんなで仲良く」という平和的環境にいたので、
けんかのような祭は抵抗があるのです。

ただ、どっちの祭が良いとか悪いということはなく、
それこそが文化なのだと思うのです。

その土地に生きてきた人たちが、他の誰かのためではなく、
自分たちのために始めたのが祭のはず。

だから、他所から来た人からどう見えていたとしても、
そこに住む人たちが良いと思って楽しんでいるならば、
外の人があれこれ言うべきではないと思います。

 「祭はそこに住み続けた人が楽しむもの」

本来の祭は自分たちのためにやるもの。

観光客が多く来る祭もあるけれど、そういった祭りは
長く続けるうちに少しずつ本来の目的から離れたものだと思います。

自分たちが楽しむために祭をやる、
シンプルだけどずっと続いてるのはそのためだと思うのです。

ちょっと祭の最中に温度差を感じたので書いてみました。

それでは、明日も良い1日になりますように。

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