こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
今回は最近読んだ記事で気になったものを紹介します。
午後4時に退社? フィンランド人が徹底的に効率よく働く理由とは
フィンランドといえば教育大国というイメージがあります。
学力テストでは常に世界トップクラス、
授業料や学習用具は全て無料、
学力差に応じた個別指導などなど。
フィンランド教育については本もたくさん出ていますので、
詳しくはそちらをご覧ください。
さて、そんな教育大国フィンランドは働き方もちょっと日本と違います。
日中の効率を上げることを重視して、定時に帰るのは当たり前。
残業しようものなら上司から帰宅を促される。
人によっては8時から16時までの勤務で、すぐに帰って家族と過ごす、
という人もいるようです。
日本では「定時を過ぎてからが仕事」と言わんばかりに働く人もいますが、
フィンランドの人から見ると異常で、
「それなら日中の効率を上げて時間内に終わらせるようにする」
と反論されるでしょう。
ここだけ読むと、フィンランドの人たちは家族の時間を大切にしてるんだ、
と思うのですが、実は早く帰るのはそれだけではありません。
「仕事ばかりしていたら、妻から離婚されてしまうよ」
家族が待つ家に早く帰るのは、家族と過ごしたいという気持ち以外に、
妻と離婚したくない、今の生活を保ちたいという思いがあるとのことです。
意外なことにフィンランドは離婚率が50%、2組に1組が離婚しています。
これは女性の社会進出が進んだこと、
子どもに多くの習い事をさせることなど、
家族みんなでというより個人で過ごす時間が長くなっていることが原因とのこと。
一緒に過ごす時間が少ないので、考え方がバラバラになってしまい、
その違いが限界を超えた時に離婚してしまうのではないかと思います。
会社から早く帰ることは、日本人の会社員にとっては憧れです。
16時退社なんて夢のようなことではないでしょうか。
ただ、フィンランドの事例を見てわかる通り、
早く帰れたら幸せになれるかというと、そうとは言い切れません。
自由な時間が増えるほど、家族と、そして自分と向き合わなければならないから。
これって結構大変なことだと思うのです。
自分で何をやるか考えて実行するのはとても面倒ですし。
早く帰ることにより生まれた自由時間を何に使うかが大事で、
早く帰ることだけを目指していても、幸せにはつながらないと思います。
自分はまさにフィンランド人の働き方と同じく、
8時に会社に行って16時に帰るという日本人にしては珍しい勤務をしています。
早く帰って保育園に子どもを迎えに行って、帰って一緒にご飯食べて遊んで、
子どもが寝てから自分の時間として本を読んだり、ネットしたり、
という過ごし方です。
今の自分にはすごく合った時間の使い方で、幸せだと断言できます。
自分の場合は帰ってからやりたいことは「子どもと関わること」なので、
毎日それが実現できて満足しています。
もう少し子どもが大きくなるまで、今の働き方を続けてみるつもりです。
まだ日本においては早く帰ることは一般的ではありません。
それでも、技術革新によって働く場所と時間から解放されつつある現代、
少しずつ早く帰る人が増え、16時退社も珍しくなくなるかもしれません。
その時、生まれた時間を何に使うかが次なる課題になります。
家族と過ごすためなのか、自分の趣味のためなのか、さらに仕事をするのか・・・
そんなことを考える日がもう近づいているのかもしれません。
さて、明日から佐渡トライアスロンのために実家に帰ってきます。
8日月曜まで帰ってるので、次のブログ更新は9/9になります。
それでは、良い週末になりますように。
こちらから。ご意見・ご質問は以下のいずれかよりお願いいたします。 Twitter:@tutinoko310 Facebook:土屋裕行.com メール:お問い合わせフォームTwitter、Feedly、Facebookにてブログ更新を確認できます。@tutinoko310さんをフォロー