こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
会社以外で働くことを世間では「副業」と呼びます。
これは「会社の仕事がメイン、それ以外がサブ」という考えで使われます。
しかし、今回紹介する記事の方はちょっと違います。
記事を読むとわかる通り、2つの会社に所属していて、
どちらも正社員という扱いになっています。
どちらの会社の仕事もメイン。
記事では2つの会社に所属するような働き方を、「複業」と名付けています。
2つの会社に所属すると言っても、この方の場合は、
2つの会社で関連のある仕事に取り組んでいます。
そうすることで、相乗効果や新しい価値を生み出すということに、
やりがいを感じているそう。
組織から見ても、通常より少ないコストで、
新しい価値を生み出してくれる人材を雇用でき、
双方の会社にとってもメリットとなります。
今も多くの会社は自分以外の会社で働くことを認めていません。
今の会社以外の組織に所属することはできないし、
組織に所属しなくても、個人で仕事をすることにも制限がかけられます。
これは会社以外の仕事に力を注ぐことで、
業務に支障が出ることを恐れているという理由と、
競合他者に情報や人材が流出することを恐れているという理由、
大きく2つが考えられます。
しかし、今回の記事で紹介した方のように、
同じ分野であっても双方の会社にメリットとなる場合があります。
そうすると、複業を禁止する理由はどこにも見当たりません。
これからの時代、「1つの会社で1つの仕事」という働き方だけでなく、
もっと多様な働き方が生まれてくるでしょうし、
そうなってほしいと思っています。
1つの会社に縛り続けるのは、その人の可能性を制限してしまうことになりかねない。
経済が停滞して、先行きがどんどん見えなくなる時代だからこそ、
いくつもの仕事を持ち、新しい可能性を追求する方が、
リスクが高いように見えて、結果的にリスクヘッジになっていると思います。
2つの会社で働くには、高い専門性が必要になってきますが、
それも個人の可能性を広げる1つの働き方ではないでしょうか。
複業という働き方はまだまだマイナー。
しかし、技術的にはもう問題なくできる時代になっています。
自分もまだ複業と言えるほど会社以外の仕事がありませんが、
1つの会社で1つの仕事という働き方以外の働き方を実践できるよう、
これから動いていきたいと思います。
それでは、明日も良い1日になりますように。
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