こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

今年に入ってから、生き方に強い興味を持つようになりました。

働き方・暮らし方・関わり方が生き方を作るで書いたように、
働き方・暮らし方・関わり方を連動して考え、
自分で作っていくことが、理想の人生を作ると考えています。

まだまだ地方では、自分と同世代か若い人であっても、
自分の生き方を限定し、旧来の生き方をなぞる傾向が強いです。

地元の学校を卒業したら、名前が知れている有名企業に就職し、
若いうちに結婚して子どもが生まれ、新築で家を建てて、
子どもを学校卒業まで育てて、定年まで務めて、
その後は退職金と年金で老後を過ごす。

この通りの人生を送っている人も多いです。

その一方で、今の自分の生き方に満足しておらず、
旧来の生き方のイメージとは違うものを求める人も
また増えているように思います。

自分自身がその1人ですし、新潟×朝活に参加する人たちの中にも、
今の働き方、暮らし方、関わり方に疑問を持ち、
何とかできないかと試行錯誤している人が多いからです。

どうも「これからの生き方を自分で作る」というのは、
時代の流れの1つなのかもしれません。

そんな時代の流れを反映するかのように、
蔦屋書店は「ライフスタイルを買う家電店」という新業態コンセプトを打ち出しました。

詳細はまだリリースされていない注目の新業態ですが、
今回の採用WEBページの募集概要から、その内容を一部垣間見ることができます。

世界に例を見ない、
ライフスタイルを提案するまったく新しい家電店を目指す新業態のコンセプトは、
“ライフスタイルを買う家電店”。

様々なライフスタイルを提案しながら、
家電だけでなく、日常そのものをもっと刺激的にしてくれる
インテリアや本、雑貨などを販売する、”生活創造型の家電店”とし、
スタッフに関しても年齢や経験は一切問わず、
これまで類を見ない自由な働き方の実現を目指すといいます。

求人職種は4つに大別されており、
「家電」は生活家電とAV情報家電、
「最新デジタル家電・モバイル端末・通信」はデジタル機器とデジタルケアと通信キャリア、
「書店」は書店員と文具コンシェルジュ、
「理美容・健康」は理美容コンシェルジュと健康コンシェルジュ、
という各売り場の専門スタッフとして募集しています。

また、売り場に関しては
「コミュニケーション」「ワークスタイル」
「エンタテインメント」「ハウスキーピング」
「キッチン」「ビューティー&ヘルス」等
ライフスタイル別にゾーンを分けて展開することを告知。

例として「キッチン」売り場を挙げ、
最新の調理家電とレシピなどの本を使用した料理の提案をし、
その料理をする時に欲しくなる雑貨や食材まで揃っている、
というように家電だけに閉じないシームレスな売り場創りを行うとしています。

モノを単体で売るのではなく、
モノを含めたライフスタイルを提案して販売する、
それは生き方を自分で求める人にとっての1つの解になるのだと思います。

そして、より時代に合ったライフスタイルを提案できる人に、
より多くの人が集まる、そんな時代になるとも想像できます。

以前インタビューした新潟県新発田市で古本屋を営む伊藤かおりさんは、
これからやりたいこととして、
商店街のお店の一部に本を置きたいと話していました。

そのお店の商品と本を関連づけて置く。
例えば食器があったら、
その横に「食にまつわるエッセイ」か「器にまつわる本」 を置くように。 

そのモノを使った先のライフスタイルを伝える本を置きたい、
という思いを伝えてくれました。

これもまた、ライフスタイルを提案するという動きです。

今はまだ多くの人が求めるものではありませんが、
きっとこうしたライフスタイルを強く求める人は一定数いるはずです。

アメリカオレゴン州ポートランドにて創刊された
ライフスタイルマガジン「キンフォーク(KINFOLK)」編集長は、
「“生き方”が最も売れる商品となった」と話しています。

 <菅付雅信:新連載「ライフスタイル・フォー・セール」>第一回:“生き方”が最も売れる商品となった

今後どういった生き方が提案されていくのか、
楽しみに見守るとともに、
自分も見るだけでなく、新しい生き方を作って世界に示していけるよう、
いろいろ動いていきたいと思います。

それでは、明日もよい1日になりますように。

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