こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
この週末はプロ野球の日本シリーズがあったり、
来年度に入団する選手のドラフト会議があったり、
野球の話題が多い週でした。
その中でも特に騒がれているのは、
ロッテから2位指名された田中英祐投手。
実力はもちろん、名門の京都大学に所属しているという点で、
史上初の京都大学卒プロ野球選手として注目されています。
工学部で難解な卒業研究に取り組みつつ、
野球も並行して続けるという生活を送っているそう。
理系学部の卒業研究が大変なのは、
理系出身の自分にはよく理解できるので、
文武両道を続ける田中投手のすごさを人一倍感じています。
そんな田中投手の報道を見て思ったのは、
「やりたいことを1つに絞らなくてもいい」
ということです。
日本では職人のように、
他のことを犠牲にしてでも1つに打ち込むことが美徳とされています。
部活にしても仕事にしても、他と掛け持ちしていると、
「あいつは真面目にやっていない」
という目で見られることも多々あります。
しかし、自分は1つに絞ることだけが正しいとは思いません。
やりたいことをいくつやってもいいと思っています。
それは「人間の才能は1つではない」と信じているからです。
思い出したのは小学校時代の夏休み。
自分の出身小学校は田舎だったので、1学年で16人、
全校でも100人程度しかいない小さな学校でした。
そのため、1人が何役も担うことが当たり前でした。
特に夏休みのスケジュールは殺人的で、
朝のラジオ体操に始まり、午前中は水泳、
午後に入ると吹奏楽、夕方からは野球もしくは陸上、
夜は地域の伝統芸能鬼太鼓の練習、といった感じ。
おそらく、人生でも最も忙しい時間でした。
とても慌ただしく疲れる日々ではありましたが、
1つに絞らずいくつもの分野を体験できたことは、
今の自分の人生にも少なからず影響を与えています。
一応、この中から野球に力を注いだのですが、
今はギターを弾くし、マラソン大会にも出るし、
これからトライアスロンに出て水泳にも取り組もうとしています。
小学校時代の体験がなかったら、もっとためらっていたかもしれません。
やりたいことが1つに決められないとしたら、
その時は無理に絞るのではなく、全て手を出していいと思います。
本当に好きなことで、才能があることならば、
ずっと続いていくでしょうし、その分野で実績を残していくことができます。
今回指名された京都大学の田中投手のように、
勉強と野球という全く違う分野で活躍することもできる。
「やりたいことは1つ」という呪縛から開放されることで、
可能性も広がるように思います。
田中投手は京都大学初のプロ野球選手として、
来シーズンはずっと注目されるはず。
ぜひ野球で活躍するところを見てみたいです。
それでは、明日も良い1日になりますように。
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