こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

技術革新は毎日のように世界で起こっていて、
私たちはその恩恵を強く受けて生きています。

そうした急速な技術革新に伴い、ある大きな問題が浮上してきました。
「デジタルに仕事が奪われる」という問題です。

昨日、これからの仕事について言及している2つの記事を見たので、
ここでも紹介します。

小川和也×福岡伸一 【前編】 「いくらデジタルが進化しても、人間が人間としての存在意義を失うことはない」

ロボット化で35%が失業する? 「20年後」にどう備えるか

高い技術が要らない仕事や、繰り返しが多い仕事については、
次々とデジタルに置き換えられてしまい、
仕事が消えていく未来について書かれています。

それも遠い将来ではなく、10年、20年後という近い将来の話し。

もう退職間近の方には縁のない話しかもしれませんが、
自分と同じ30代の人にとっては逃れられない問題で、
将来を大きく左右する問題です。

2つの記事に共通している点は、
「どんなにデジタルが発達しても、人にしかできないことがある」
という主張です。

最初に紹介した現代ビジネスの記事では、
「いくらデジタルが進化しても、人間が人間としての存在意義を失うことはない」
と書かれています。

もう一方のWIREDの記事では、
「今後の社会で先進技術が重要になり、新しい技術を持つ者がますます必要になる」
と書かれています。

では、人にしかできないこととは何でしょうか。

自分は非論理的なもの、感性が重要だと思っています。

デジタルは決められたルールの中で最適解を見つけることが得意です。
そこには感性は一切必要なく、何度やっても同じ答えが導き出されます。

そんな世界の中では、スピードと正確性が重視されるため、
人間にはどうあがいても勝ち目がありません。

将棋ロボットと人間の対決が時々話題になりますが、
最近はロボットの方が勝つケースが増えていて、
いよいよ論理的世界では人が1番ではなくなってきています。

その一方で、デジタルには非論理的な選択をすることができません。

「今日は天気がいいから寄り道して帰ろう」とか、
「今日はやる気があるから、面倒な仕事に手をつけよう」
といったことはないわけです。

どんな時でも答えは一緒。
効率性は格段に向上するかもしれませんが、
新しい世界が広がることはありません。

だからこそ、人間の感性による選択が価値を持つと思うのです。

決して最適解ではないかもしれないけど、
その人の知識、経験、その時の感情から導き出された選択に、
人は強く魅かれると思うのです。

夕日を見て美しいと感じたり、
音楽を聴いて癒されたり、
人と話してモチベーションが上がったり。

日々の生活をただ通り過ぎていくだけではなく、
少し目を留めて、目の前のことに意識を集中すること。

そこから感じたことこそが、個性となって自分を作っていくのだと思います。

人にしかない感性を磨け。

自分の心に嘘をつかず、正直に生きることが
これからのデジタル共存時代に必要なことではないでしょうか。

2つとも面白い記事なので、ぜひ目を通してみてください。

では、明日も良い1日になりますように。

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