こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
今日から12月に入りました。
それと同時に、日本は強い冬型の天候に変わり、
今週は荒れた1週間になるとの予報です。
11月は暖かい日が続きましたが、ようやく冬が訪れそうです。
さて、雪国新潟では、冬の準備をいろいろとしなければなりません。
車のタイヤを冬用に交換したり、
樹木を雪の重みから守るために冬囲いをしたり、
石油ストーブやファンヒーターを引っ張り出してきたり。
そうした冬支度の1つとして、
今年は住んでいる町内の消雪パイプの点検を行ってきました。
市から各町内会に毎年依頼があるようで、
大通りから各家へと続く小道にある消雪パイプは、
住んでいる人たちの手でチェックするのが恒例となっています。
今年は自分は組長になっているので、
初めてこの作業に加わりました。
かなり珍しいので、その時の作業を少し紹介したいと思います。
消雪パイプの点検には、2つの道具が必要です。
1つはマイナスドライバー。
もう1つは千枚通し。
千枚通しは小さい穴を開けるための道具ですね。
消雪パイプの1つを拡大した写真。
1カ所から4方向に水が出ています。
この水で雪を溶かします。
時々この水が汚れでつまって出ていないことがあるので、
先ほど紹介した千枚通しを使って、
水が出ている穴を掃除します。
泥がつまって水が出ていないところが、時々あります。
逆に水が出過ぎている箇所もあります。
そんな箇所は水流を弱めないといけません。
その手順として、まず千枚通しを真ん中のふたに刺します。
(刺すための穴があります)
ふたを開けるとネジがあるので、
マイナスドライバーで回すと、水流が調節できます。
力を入れ過ぎると、水が止まったり、
逆に水が飛び過ぎてびっくりします。
あまり力を入れなくても調整可能です。
こうした作業を町内全ての小道にある消雪パイプに対して行います。
手分けして散らばって、1時間くらい作業していました。
おまけ。作業が終わった後の帰り道。
ベテラン勢は用意も万全です。
見た目からすでに違います。
消雪パイプの点検作業には、市から多少補助金が出るそうです。
(2万円くらいとのこと)
20人くらいで作業したということを考えると、
割がいいとは言えません。
それでも、自分たちの暮らすまちを、
自分たちの手で整えるというのは、
気持ちのいいものだなと思いました。
たぶん、この冬は近くの消雪パイプを通る度、
自分で消雪パイプを点検したことを思い出すんでしょう。
そうやって少しずつ自分の暮らすまちを好きになっていくような気がします。
それと、自分は同じことを繰り返す単純作業が好きなので、
点検作業自体を楽しむことができました。
こんな機会でもない限り、
消雪パイプの仕組みを知ることもできなかったですし。
何よりブログのネタになりましたし。
思ったより簡単に調整できるんですね。
それが知れただけでもいい体験でした。
週間予報によると、新潟では週末に雪になるとのこと。
消雪パイプが活躍する日は近そうです。
では、明日も良い1日になりますように。
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