こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

先日、ここ3年の間に新しく知り合った方と話していた時、
「うちらは何友達なんだろうね」という話題になりました。

出会うきっかけとなったのは朝活で、
新潟の地域雑誌SUITOに新潟×朝活が掲載されたのを見て、
参加を決めたとのことでした。

それから何度か朝活で会うようになって仲良くなって、
時々一緒に飲みに行くようになって、昨年末には一緒にライブに出演しました。

さらに、一度職場見学をさせてもらったこともあります。
最近親しくさせてもらってる(と自分では思ってる)人の1人です。

この友人は何友達なんでしょうか?

朝活メンバーとも言えるし、音楽仲間とも言えるし、飲み友達とも言える。
学校や会社や家族のように、「こういう関係です!」と一言で表すことができない関係です。

結局最後は音楽仲間ということに強引にまとめたのですが、
後々考えてみると、何か一つにカテゴリ化すること自体おかしなことだと思いました。

家族とは家庭のことだけ、職場の人とは仕事のことだけ、音楽仲間は音楽のことだけ・・・

そうやって人をカテゴリ化して付き合うことは、
わかりやすいし楽だけど、大いなる可能性を切り捨てている気がするのです。

家族との話から仕事に関するアイデアがもらえるかもしれない、
職場の人から自分が気に入った音楽を教えてもらえるかもしれない、
家族がバンドメンバーになるかもしれない。

「この人はこのカテゴリ!」と頭ごなしに決めてしまうことで、
目の前にあるベターな選択肢を見逃してしまうのでは、と思いました。

また、カテゴリごとに分けて人と付き合うことは、
人が増えれば増えるほど全ての人と付き合うことが難しくなっていきます。

家庭・職場・趣味などの人たちが全く交わらないので、
それぞれ別々に会うしかなく、多くの時間と労力を必要とします。

しかし、その割には変わらないメンバーのため、
画期的な前進はなく、いつもと同じやり取りが続くことも往々にしてあります。

アメリカ最古の名門ビジネススクールで教えられるリーダ論をまとめた著書、
トータル・リーダーシップでは、人生の領域を4つに分けて表していました。

その4つとは、家庭・仕事・コミュニティ・自分自身です。

これら4つにかける時間をバランス良くし、
なおかつ、それら4つの時間を重ね合わせることで、
人生は加速し、満足した人生になるだろうと説かれていました。

ここで書かれていることは、まさにカテゴリ化した人付き合いからの脱却。

人は1つの組織・コミュニティにしか属していないという前提から抜け出すことが大事だと、
この本を読んで学びました。

人を組織やコミュニティでカテゴリ化して付き合うことで、
自分でも気づかぬうちにたくさんの楽しさを失っています。

もし今の人間関係に行き詰っているとしたら、
新しい人たちに会うという方法以外に、
今の自分の友人たちをジャンルを超えて集めてみてはいかがでしょうか。

自分もそうやって異なる組織・コミュニティの人をどんどん同じ場に集めていたら、
上記のリーダーシップ論のように、友達同士が友達になり、
さらに新しい友達を呼んでくるという、正のスパイラルが起こりました。

人が動く季節、出会いの季節である春。

ぜひこの季節の流れに乗ってチャレンジしてみてほしいです。

では、よい週末をお過ごしください。

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