こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

かつてはSFの世界にしか存在していなかったものが今や実現しようとしている、
最近そんなことが増えてきたように思います。

先日公開されていた以下の記事もそう。

有名人や故人をダウンロード可能になる!?Googleが「人格」をクラウド化するための特許を取得

人間の人格をデータ化してクラウド上に保管。
必要な時にダウンロードしてロボットにコピーすれば、
まるでその人が生きているかのように再現できる、とのこと。

自分だけど自分じゃない存在ができあがるというのは
とてもワクワクするようで、とても怖いことでもあります。

このままのスピードで科学技術が発展していくと、
やがては人間が理解できないような高度な技術にまで到達してしまう気がします。

未来学者のレイ・カーツワイル氏は、
今までの人類の科学技術の歴史から推測される未来モデルの限界点を
技術的特異点(シンギュラリティ)と定義しています。

彼によると、その時期は2045年頃と推測されていて、
それ以降は科学技術の進歩を支配するのは人類ではなく、
強い人工知能やポストヒューマンだとしています。

ちなみに、ポストヒューマンとは科学的に強化された人間のことで、
現代の感覚ではとても「人間」とは呼べないようなものらしいです。

もうSF映画さえ真っ青な感じですが、
あと30年もするとそんな未来が実現するだろうと言っています。

そんな恐ろしい未来が2045年に実現するかどうかはさておき、
今後もSF世界を凌駕するような技術が次々と生まれてくると思います。

いずれは宇宙の端にいけるかもしれないし、
幽霊の存在が実証されるかもしれないし、
死から解放される日が訪れるかもしれません。

そして、世界から謎がなくなる日がやってくるかもしれない。

もしそんな日がやってくるとしたら、
その時が人類が滅ぶ時なんじゃないかと思います。

人は好奇心があるからここまで反映してくることができました。

「あの海の向こうには何があるんだろう」という強烈な好奇心によって、
大航海時代に多くの船乗りたちが外の世界へと旅立っていき、
コロンブスによって新大陸が発見されました。

「人間はどうやったら空を飛ぶことができるんだろう」という純粋な興味によって
ライト兄弟は人類初の有人動力飛行に成功しました。

強い好奇心が行動力となり、新しい歴史を作ってきたと言えます。

好奇心は人間の本能なので、人間が生き続ける限り、
「まだ知らない何か」を求める冒険は続いていくのだと思います。

でも、その好奇心が限界まで達した時にはどうなるんだろう。
ということを、未来を思う時にいつも考えます。

何も謎がない世界、全ての事象が解明されて、
知識がデータ化され、簡単にコピーできるような世界。

その時、人類の好奇心はどこに向かっていけばいいのか。
行き場を失った好奇心はどこで満たされるのか。

今まで人類の発展のために使われてきた好奇心というエネルギーは、
使い道がなくなった時に負のパワーになってしまうような気がします。

これはあくまで自分の妄想です。
しかもいつ来るかもわからない未来のこと。

ただ、人の命をコントロールできるくらいの科学技術を持った今、
決して絵空事ではないと思っています。

機械の体を得るために宇宙冒険を続けた「銀河鉄道999」の主人公、鉄郎は、
永遠に生きられる機械の体を望みながら、最後は人間として生きることを決心します。

今の自分も鉄郎と同じく、生まれたままの人間として一生を終えたいと思っています。

限りある時間の中で、自分の好奇心の赴くままに、やりたいことをやっていく、
そんな人生にしたいと強く思うのです。

ちょっと長くなってしまいましたが、未来について思ったことです。

では、明日も良い1日になりますように。

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