こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

この週末に佐渡で行なわれた佐渡トキマラソンに参加してきました。
距離はハーフマラソン(21キロ)です。

佐渡トキマラソン2015

当日は快晴で気持ちよい天気。
ただ、ランナーにとっては少々暑すぎる気温、加えて強い風。

天候はベストとは言えませんでしたが、
それでも青空の下で多くの声援を受けながら走ることができ、
楽しいレースとなりました。

では、当日をざっと振り返ってみたいと思います。

スタート前

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ハーフマラソンのスタートは10時半と遅めなので、
朝9時過ぎに会場入り。既に会場は多くのランナーで埋まっていました。

開会式ではゲストランナーの川内選手が話していました。
公務員ランナー、最強の市民ランナーとして有名な方ですね。

開会式を少し見た後は軽く準備体操。

今回は妻と子どもも一緒だったので、
子どもと一緒に遊ぶのがウォーミングアップ代わりでした。

暑かったので序盤3キロくらいをアップにすればいいと思っていました。

午前10時になり、先にフルマラソンがスタート。
ここから少しずつ自分もレースに向けて準備を進めていきます。

一緒に参加する友人とも待ち合わせて軽く走り、
少し早めに15分前にはスタート地点へと向かいます。

目標タイムは1時間35分だったのですが、
去年の順位に当てはめると40位くらいだったので、
スタート地点をかなり前の方に位置取りました。
(この大会はスタート地点は早いもの勝ちです)

一緒にいた友人はもう少し遅めのタイム設定だったのでスタート地点は別々。
妻は10キロ走るので走る準備をしていて、
子どもは土屋家の実家メンバーが預かっていたので、
ここからは完全に1人になります。

スタート3分前、ゲストランナーの川内選手がスタートライン先頭に立つと、
ランナーたちから一斉に歓声と拍手が沸き起こりました。

あまり大きくない大会だとこういうアットホーム感があっていいですね。

いつもはレース直前になるともっと気持ちが高ぶるのですが、
今回はほとんど平常時と変わらずでした。

ここ数年で一番練習できたため、自信がついていたのかもしれません。

その冷静さを保ったまま、いよいよハーフマラソンスタートの号砲が鳴り響きます。

スタート~5キロ

今回はスタート位置がかなり前だったので、号砲から10秒経たずにスタートラインを通過。
さすがに先頭の位置だと周りのスピードが速いです。

最初のカーブまで300mほど、あまり飛ばしすぎないように注意しながら、
同時に同じくらいのスピードの人を見つけて、しばらく着いていくことに。

自分では最初の1キロはゆっくりと入ったように感じたのですが、
時計を見ると4分半。
このペースで行くとちょうどハーフを1時間35分で走れることになります。

体調は問題ないことを確信しました。

ただ、2キロ手前で風をさえぎるものがなくなると、一気に強風に襲われます。

ハーフマラソンのコースは、行きと帰りが同じ道で、
行きはずっと一方向に進んでいくので、10キロ以上強い向かい風を受け続けることになります。

この向かい風の影響でタイムは伸びず、
1キロあたり4分45秒のラップタイムに落ち着いていきます。

この状況では当初の目標タイムをクリアすることは難しいと感じ、
3キロ通過時点で目標タイムを1時間35分から1時間38分に下方修正。

前半は無理をしないでこのままのペースを維持し、
後半追い風になったらペースアップするという作戦に切り替えました。

他のランナーも向かい風には苦労しているようで、
早々にペースダウンしている人もちらほら。

そんな中、自分は同じペースの人を見つけて後ろについて、
ペースが遅いと感じたら抜き去って前の人についていく、
ということを繰り返していました。

誰かについていくというのは気分的に楽なもので、
アップダウンも少ない5キロまでは、
そのおかげであまり力を使わず、息も乱れることなく走ることができました。

5~10.5キロ

5キロから6キロにかけて、このコース最大の難所である上り坂が待ち受けます。

フラットなコースの中、ここだけ急激なアップダウンがあるので、
去年走った時にはかなり体力を奪われてしまいました。

去年は上りもペースを落とさないように走ってしまったため、
その反省を生かし、今年はややペースを落として上りました。

さすがに息は乱れたものの、まだまだ足へのダメージは感じられず、
今年は何とか坂を攻略することができたと思っています。

上り終えた後の6キロ地点で初の給水。
まだそこまで喉が渇いていませんが、後半に備えてしっかり水分補給。

ここから1キロは平坦な道が続いたので、
そこで息を落ち着かせてペースを戻していきました。

8キロ地点では中学時代の友人が応援しているとのことでしたが、
ぱっと見たところ見つけられず・・・
(後で聞いたら家族と話してて見逃したとのこと)

気を取り直してそこから商店街へと続く道を走っていきます。
相変わらず強い向かい風と戦いながら。

商店街が近づいてくると自然と応援も増えてきます。

地元ということもあって、顔見知りも結構見かけました。
ボランティアの誘導員も先輩や同級生だったり。
気分は凱旋レースです。

依然として1キロ4分40~45秒のペースを維持。
応援が多いとサボれないという気持ちもあって頑張れます。
地元だからかっこいいとこ見せたいですし。

9キロ過ぎの小学校前の給水所では、このレース一番の応援。
さすがに1人1人まで見ることができませんでしたが、
おそらく知ってる人もいたと思います。

このあたりで折り返して帰ってきた川内選手とすれ違いました。
当たり前ですが速いです。足音が違います。

折り返しに近づくにつれて、すれ違う人も増えてきます。
自分は何位くらいなんだろう?
結構上位にいることだけは理解できました。

こうして向かい風の中、一定のペースを保って余裕を持って走れ、
折り返し地点でのタイムは49分30秒。
目標の1時間38分は十分射程圏内。

レースは風との戦いだった前半を終え、
暑さとの戦いになる後半へと突入します。

10.5~16キロ

折り返してからしばらくは、行きのランナーたちとすれ違います。

佐渡トキマラソンのいいところは、全く同じ道を折り返すところで、
どんなトップランナーとも、最後尾のランナーとも、
リタイヤしない限りは確実にすれ違えるというところです。

仲間を見つけたら声をかけたり、タッチしたりできるのです。

これが結構楽しくて、今回も一緒に参加した友達に声をかけたり、
余裕があればタッチして、お互いに力を与えることができました。

多くのランナーが同じようにしていて、
もしかしたらこの大会の1つの名物なのかもしれないと思いました。

さて、肝心のペースの方ですが、
追い風になったものの思ったよりペースが上がりません。
依然として1キロ4分40~45秒のペース。

これは折り返して3キロくらいは、少し上っていることもありましたが、
追い風によって暑さを感じるようになったことも要因だと思っています。

追い風になると体感としては無風状態になるので、
直射日光を浴びて体温がどんどん上がっていきます。

上昇した体温を抑えるためにエネルギーを使ってしまい、
疲労を感じ、思ったよりペースアップできない状態になっていました。

息は余裕があるのですが体がついてこない感じ。

まだ残り10キロ近くあるので、無理せずこのままのペースを維持することにしました。

ここまで来るとランナーは集団にならず、バラバラになっていますし、
実力も同じくらいなので、なかなか前に追いつくことができません。

1人で走っていると疲労の方に意識が向いてしまうため、
この区間は精神的に苦しい区間でした。

それでもペースは落とさず、下り坂ではペースを上げて、
良いペースを刻んでいくことができました。

ただ、確実に足にダメージが溜まっていることを実感。
残りは体力よりも足の筋肉が持つかどうかの勝負になると感じました。

15キロから16キロは、行きで通った急坂を一気に下ることに。

体重を後ろにかけながらスピードを殺してしまうと、
タイムも伸びず、足にも強い負荷をかけてしまうことから、
少し怖くても重心を前にずらして、勢いで走っていくことにしました。

軽やかに下り坂を駆け抜け、数人のランナーを抜き去ったところで残り5キロ。

いよいよ暑さがピークに達する終盤に突入です。

16キロ~ゴール

残り5キロはほぼフラットなコース、しかも追い風。

一見すると楽なコンディションにも感じられますが、
気温は20度を超え、強い日差しを浴びるという環境はかなり苛酷です。
途中、熱中症のためか、倒れているランナーもいたくらい。

どのランナーもやはりペースが上がってきません。

自分は体力を残していたので、残り5キロから少しずつペースを上げていきました。

終盤は失速するランナーが多いので、
ペースを上げると次々とランナーを抜くことができます。

1キロ4分30秒台にペースを上げて、ゴールに向かって突き進みます。
体力的には問題なく、心配なのは足の筋肉だけでした。

残り2キロからはさらにペースを上げて、1キロ4分20秒台へ突入。

ゴールに向かって少しずつ応援も増えてきて、
いよいよゴールが感じられるようになってきました。

心も体もラストスパートのモードに切り替わっていきます。

そして残り1キロの表示が見え、ここから一気にスパートをかけようというまさにその時!
一瞬だけ足の筋肉がつった状態になりました。

残り1キロでも、足がつってしまったらまともに走ることができず、
目標タイムに到達することができなくなってしまいます。

安全第一でペースを上げずに維持することにし、ゴールへと向かいます。

最後、ゴールまで300mの直線に入った時は、
もう大丈夫だろうと思い、一気にペースを上げてスパート。

何人かのランナーを追い越してゴール!

手元の時計で1時間38分24秒。
下方修正した目標を見事達成することができました。

何とか最後まで足が持ってくれてよかった・・・

まとめ

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強風と暑さの中でこのタイムを出すことができて、個人的に結構満足しています。

レース序盤で目標を修正でき、無理のないレース展開ができたことが
良いタイムにつながったと思っています。

前半抑えて後半ペースを上げる、「ネガティブスプリット」と呼ばれる走り方は、
厳しいコンディションのレースに向いていると感じたので、
今後もレースの天候の応じて使っていくつもりです。

次のレースは秋、またハーフマラソンを走る予定です。
涼しくなった時期には1時間35分のタイムを狙っていきます。

今年の夏はスイムに挑戦する予定なので、
一旦ランのトレーニングは休みにして、スイムに移行していきます。

佐渡トキマラソン、Gwの時期で帰省ついでにちょうどいい大会なので、
これから毎年出場する予定です。

もし興味のある方いましたら、ぜひ一緒に走りましょう!

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