こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

昨日は新潟市内の高校で行われたキャリアアップセミナーに、
社会人ゲストとして参加してきました。

大学の同級生からの誘いがあり実現しました。
人生どこで何が起こるか本当にわからなくて面白いです。

高校生のうちから社会で働く人と接することにより、
職業観を養うというのが今回のセミナーの目的でした。

ですので、今回は朝活などの個人活動についてはほぼ触れず、
会社の仕事を中心に話してきました。

では、参加して感じたことをさっと書いてみます。

自分が生きている世界は狭い

今回のセミナーの対象は高校1年生。
まだ高校に入ったばかりで学校にも慣れていない時期なので、
働くことについてはそれほど考える機会がないと思われます。

つまり、まだ働くことについて興味関心が低いということ。

それは聞く姿勢に表れていて、半分くらいの人は話を聞いていないようでした。

興味を示さないのはよく考えれば当然で、
自分がそこまで面白い話ができなかったのもあるし、
何より興味ない分野の話は聞いても面白くありません。

そんな話を1時間近く強制的に聞かされるとなったら、
ちゃんと聞けるわけないよなと、自分も高校生の頃そうだったと思い返しました。

思ったのは、こういう環境が健全で一般的な世界かもしれない、ということ。

自分が普段話してるの人たちは、仕事でも個人活動でも、
興味関心を持って来てくれている人ばかりです。

ですので、たとえ意見が違ったとしても、
こちらの話を聞いてくれるというのが前提にあります。

でもそれは興味関心が一致するという特殊な関係であって、
大半の人たちとは興味関心が一致するわけではない。

そういった方々にとっては、自分の話なんて面白くもなんともないんだと思います。
逆の立場だったらそう思う。

普段の人間関係がいかに狭い限定されたもので、
どれだけ周りの人たちに優しくされているか、ということを痛感した体験でした。

やっぱり先生には向いてない

今回授業で話してみて、やっぱり自分は先生には向いてないと思いました。

高校理科の教員免許を持っていて、一時期は先生もいいかなと思った時期がありましたが、
教育実習に行って自分にはできないと思い、今回でも改めてそう感じました。

できないと思った最大の理由は、平等な対応ができないことです。

先ほど書いた通り、だいたいクラスの半分くらいは話を聞いていなかったようなのですが、
残りの半分の人たちは、資料を見ながらきちんと話を聞いたり、メモを取ったりしてくれました。

その様子を見て、「聞いている人たちに向けて話そう」と思い、
以降はずっと聞いてくれる人たちの方を見ながら話をしていました。

話を聞いてくれる人の方を見て話すというのは、
プレゼン時における1つのテクニックですが、
学校の授業ではあまりよくないことだと思っています。

というのも、学校では全ての生徒に対して平等であるべきだからです。

きちんと話を聞いてくれる生徒にだけ話して、そうでない生徒に向けては話さない、
それは教育者としては不適切だと自分は思っています。

ただ、聞いてくれる人に向けて話したいという思いは強く、
誰にでも平等に話すとなると、自分にとってかなりのストレスになります。

そんなこともあって、自分は先生には向いてないと改めて感じたわけです。

高校3年生時の担任の先生がまさに平等に接してくれた先生で、
授業を真面目に受ける人もそうでない人も、
成績が良い人も悪い人も、
進学する人も就職する人も、
分け隔てなく話していて、時に相談に乗ったりしてくれました。

こういう人こそ先生と呼べる人だなと、今になって思います。
先生すごい。

自分が発信する相手は高校生ではない

今回の授業を終えてみて率直な感想は、「次はしばらくいいかな」です。
もし近々同じようなオファーがあっても、おそらく断ると思います。

それは、自分が話す場所はここではないと感じたからです。

中学生・高校生に向けて仕事の経験を語るというのは重要で、
まだ働いたことのない人に仕事をイメージしてもらえるという点で、
とても大事な取り組みだと思います。

ただ、その役目は自分じゃなくていいなと思いました。

仕事をしている人はたくさんいて、みんなそれぞれ働く目的や思いがあって千差万別。
自分はその1人に過ぎません。

だったらいろいろな人が話した方が生徒の選択肢が広がるし、
話す側にとっても今の仕事を振り返るいいきっかけになると思っています。

それよりも、自分は自分にしかできないことに力を入れるべきだと感じました。

それは朝活だったり、リトルプレス作成だったり、大学を作ることだったり。
これらは他の誰かに期待するわけではなく、自分がやらないといけないこと。
他の人がやらないこと。だからこそ自分がやる意味があります。

今回の授業はいい経験だったけど、
自分は自分にしかできないことにもっと力を注いでいくべきだ、
というのが授業を終えた今の感想です。

とはいえ、久々の人前での話しは結構楽しかったです。
自分は結構話すのが好きで、人前に立って注目を浴びるのが好きなようです。

なかなかこんな機会はないですが、また1年後くらいには人前で話してみたいものです。

では、明日も良い1日になりますように。

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