こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
働き方の多様化を理想としている自分ですが、
昨日そんな自分にぴったりの記事を見つけました。
都内のベンチャー企業に勤務する女性が紹介されていて、
週3日は会社員として働き、
残りの日は資産管理のコンサルティングや広報・PRなどを行う
フリーランスとして活躍しているとのこと。
今の働き方に至るまでの経緯も書かれていて、
興味を持って読んでいました。
会社に属して働きながら、同時に個人でも仕事を持つ働き方を、
記事の中では「兼業正社員」と定義しています。
このベンチャー企業では、社長がコンサルティング業界の出身ということもあり、
柔軟な働き方が認められていて、兼業も認められているそう。
兼業正社員として働くこの女性は、会社の方から週3日勤務を提案され、
安定した収入を得ながらフリーでも働く環境に魅力を感じ、入社を決めていました。
この兼業正社員という働き方ですが、これから増える働き方だと思っています。
まず現実的な面から考えて、
1つの会社からの収入だけで生きていくことが難しくなるからです。
人口が減少し、経済が縮小し、激しいグローバル競争に巻き込まれている今の日本では、
給料はほとんど上がらず、むしろ減らされることも考えられます。
それどころか、会社が倒産してしまうかもしれません。
そのような不安定な時代、1つの収入源だけで生きていくのは
かなりリスクの高い働き方だと思われます。
そこでリスクを分散するためにも、2つ以上の収入源を持つべきだと考えています。
また、兼業正社員は、社員がより優秀になる働き方だとも思っています。
1つの会社だけに居続けると、いずれスキルの限界が訪れ、
働く年数の割に社外でも通用するようなスキルが伸びません。
もし会社が傾いて、いざ転職しようと思っても、
スキルが足りないために転職できない、というケースも考えられます。
兼業正社員の場合は、会社員としての軸足は残しつつも、
自ら社外へと飛び出し、仕事を獲得し、最後まで責任を持ってやりとげる経験ができるので、
そこで得られる経験・スキルは膨大です。
ただ社内にとどまっているだけでは得られない経験ができる。
社内での教育なしに社員がスキルアップしてくれるわけです。
本人にとっても、自分の手で仕事を動かしている実感を得ることができ、
モチベーションの維持にもつながると思います。
このように、兼業正社員は先の見えない不安定な時代に適した働き方だと思います。
週5日勤務、9時~18時まで働くのが当たり前という流れは
もうそろそろ過去の遺産にしてもいいのではないでしょうか。
一気に働き方を変えると、組織にも個人にも負担が大きすぎて破綻するので、
少しずつ少しずつ、変化を取り入れていきたい。
自分も短時間勤務にしたり、複業をしたり、早朝勤務にしたり、
小さく働き方を変えるチャレンジをし続けています。
今はイレギュラーな働き方がいつか当たり前の選択肢になることを期待して。
10年後は地方都市でも少しは働き方の多様化が起こるでしょうか。
では、明日も良い1日になりますように。
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