こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
お盆の期間中は地元の佐渡に帰っていました。
今回は近所の人に会ったり、同級生の家族に会ったり、
中学校の同級生たちに会ったり、
短い時間の中で多くの人に会うことができました。
それ以外の時間はゆっくりと本を読んで過ごす日々。
その時間の中で地元についていろいろ考えたので、
そこでの結論を書いてみたいと思います。
まず、近い将来(数年くらい)地元に引っ越して定住することは考えていません。
ポジティブな理由を挙げれば、
まだ新潟でやりたいことがたくさんあること。
まだ雑誌も作っていませんし、学校も作っていないので、
それらを実現するまでは新潟を拠点にしていくつもりです。
これらは佐渡に定住していては実現は難しく、
今ここで実現することに意味があるのだと思っています。
新潟に住んでもう10数年、
せっかく仲良くなった面白い人が増えてきた今、
その人たちと一緒に何か形に残るものを作りたいです。
もう1つネガティブな理由、こちらの方が大きいのですが、
佐渡の閉塞感が息苦しく感じたからです。
ここ数年、実家に帰省して自分より上の世代の人たちと話すと、
必ずと言っていいほど佐渡に帰って来いと言われます。
もちろん、自分は生まれ育った佐渡が好きですし、
学生時代に仲の良かった友達も多く住んでいますし、
何より家族がいるので帰りたいという気持ちはあります。
ただ、地元で言われたという言葉からは、
マイナスの空気を感じ取りました。
「若い人がいないから帰って来い」とは、
言い換えれば、自分たちの仕事を若い人にやってもらいたい、
ということです。
今は過疎化高齢化がどんどん進んでいるので、
町内会や地域活動の人手は全く足りていない状況です。
そうなると、同じ人が何度もやることになり、
中でも特に若い人にその役割が回ってきます。
若い人が来れば自分の役割を減らすことができる、
そんな雰囲気を会話の端々に感じるのが最近です。
これは自分の周りの人に限った話なので、
そうではなく、素晴らしい佐渡の自然や文化を残したい、
だから次世代を担う若者に定着してほしい、
と思う人もきっと多いはずです。
それでも、ネガティブにUターンを願う人も一定数いることは確かです。
そんな帰って来いという空気が強くなればなるほど、
自分の心の中から帰りたいという思いが小さくなってしまいます。
という2つの理由で、まだしばらくは新潟を中心に生きていく予定です。
人生でやりたい100のリストで書いたように、
理想は新潟中心、佐渡少々という二拠点生活。
完全に離れるのは寂しいので、
時々関わるくらいのスタンスになればと思っています。
「故郷は遠くにありて思うもの」と言いますが、
まだまだ遠くから思索する日々が続きそうです。
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