こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
今年に入ってアカペラグループに加入したこともあって、
ここ数年の中では久しぶりに音楽熱が高まっています。
必然的に音楽に関する記事も多く目にするようになりました。
そんな記事の中で、ぜひ紹介したい記事があったので取り上げてみます。
コミュニケーションに向かう「音楽」~「デジタル」サービスは原点回帰する~
ネット環境に接続されたスマホさえあれば、
いつでもどこでも簡単に好きな音楽を聴くことができる時代。
便利になった反面、興味が細分化してしまって、
共通の興味を持つ人が近くにいないことも珍しくありません。
そんな現状を解決しようと、
音楽を通じてコミュニケーションが活性化するサービス、
「Spincoaster」を立ち上げた方のインタビューが掲載されています。
タイトルにあるように、音楽はコミュニケーションの一部になっている、
という内容にも強く魅かれるのですが、
記事の中で一番気になったのが以下の部分です。
若者は体験としての感動を求めている。
これはきっと原点回帰ですよね。
もともとあった感動のところに帰ってきている。たとえ少し手間がかかったとしても、
最高の体験ができるというところに向かっているように思います。
サービスも、世の中の動きも。
かつては音楽を「聴く」ことに大きな価値があったけど、
誰でも手軽に無料で音楽を聴けるようになった今、
聴くことに対する価値は薄れ、感動も薄れてしまった。
その一方、聴くことのできる曲が爆発的に増えたことで、
音楽の興味が細分化し、興味を共有することが難しくなってしまった。
そのカウンターとして、誰かと興味を共有したい、共通の体験をしたい、
という思いが強くなっているように思います。
私たちは時代に足りないものを求めているで書いたように、
人は今はないものを求める本能があるのだと思っています。
若い世代ほどこの傾向が強い。
生まれた時からデジタル機器に囲まれ、情報の波の中で生きていれば、
自分が望む情報、人を探すことは難しくなるので、
誰かと興味を共有したい、共通の体験をしたいと思うのは自然な流れかもしれません。
若い人たちが今どんなものを欲しているのか、
それを探ることは社会に不足しているものを知る手がかりになるはずです。
そして、10年後20年後、彼らが社会の中心になった時には、
きっとその不足している部分を埋めようとする動きが起こるはず。
そう考えると、今の若い人たちを見ているのは、
少し先の未来を見ていると言えるのかもしれません。
音楽に関する記事を読みながら、こんなことに思いをめぐらせていました。
では、明日も良い1日になりますように。
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