こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
らふらくのタクスズキさん(@TwinTKchan)が、
「ブログ記事の面白さは悔しさに比例する」という記事を書いていました。
これは自分にも思い当たるところがあるので、今回紹介したいと思います。
自分のライフワークとして朝活があります。
ここでは特にテーマを決めず、ネットで募集した人たちが集まり、
1時間ちょっと話をして解散するというシステムを採用しています。
これはこれで楽しいのですが、
たまにはテーマを決めて話してみたいと思ったこともあって、
前にテーマを決めて人を集めたことがありました。
募集はいつも通りネットで募集したのですが、
それに加えて、すでに参加表明してくれた方に友人を連れてきてほしいとお願いし、
当初の予定を大きく超える人数が集まりました。
と、ここまでは順調にいっているように見えたのですが、
結果としてこのテーマを決めた話し合いの場は、盛り上がりを欠いたものになりました。
最後まで堅い雰囲気がなくならず、なかなか発言も生まれず、
何人かの参加者は明らかにイライラしていて、
終始気まずさを感じながらイベントを終えました。
ここ数年でトップ5に入るくらい悔しい出来事だったので、
終わった後しばらく1人で居残りし、
なぜこんな結果になってしまったのか考えていました。
その理由としていくつか挙げられるのは、
・いつもと違う場所で開催したから
・個室で周りの雑音が全く聞こえなかったから
・テーマに対する思考の準備不足
など。
もう少しテーマに対して挙がってくる意見を想定しておけば、
悪い雰囲気の中でも会話が回っただろうと思ったり。
いつも朝活を開催しているスターバックスのように、
周りに適度な雑音があれば、もう少し意見が言いやすかっただろうと思ったり。
そして、いくつか挙がってきた理由の中で最もインパクトの強いものは、
「面識のない人が多すぎた」
ということです。
その時は10人ほど参加していましたが、仲が良かったのは3人ほどで、
他の人は初対面、もしくは1回顔を合わせた程度の人たちでした。
相手がどんな性格なのか、どんな意見を持っているのか、どんな歴史を辿ってきたのか、
全くわからないまま話し合いをするは難しく、
声をかけるタイミング、話の展開など、リズムが全くつかめませんでした。
仲が深まっていないので、気軽に話を振ることもできない。
結果として話し合いが前に進まず、盛り上がりを欠いたものになってしまいました。
この体験から学んだことは、
議論の前に関係性を作る
ということです。
テーマを決めた深い議論の場合は、知らない人を多く巻き込むより、
すでに何度か面識があって意思疎通の図れる人を呼ぶ方がよいということ。
その方が雑談からスムーズに議論に入っていくことができますし、
互いに躊躇せずに意見を言うことができます。
日本は欧米と違ってディベートの文化があまりないので、
意見をぶつけ合うことに慣れていません。
自分の意見を否定され、別の意見を持ち出されると、
まるで自分の人格まで否定されたかのように感じてしまいます。
まして、初対面の人にそうされたらダメージは深刻です。
そもそも、相手のことを気にしすぎて意見が言えないことも多々あります。
(自分もまさに典型的日本人タイプ)
ですので、あらかじめ面識を持って打ち解けておくことで、
意見を言いやすい環境を作っておく、
そうすれば今までよりも意見が出て、議論が前に進むことになると思うのです。
この失敗は本当に悔しいものでしたが、
その悔しさから大切なことを学ぶことができました。
11/2月曜にはこれからの仕事について語り合うイベントがあるので、
この悔しさから学んだことを生かしていければと思います。
(あと1名募集中!!!!)
ファシリテーターなど、人の意見をまとめる立場にある人は、
議論の前に関係性を作るというステップをぜひ取り入れてみてください。
そうすることで、より有意義な議論に発展するかもしれません。
では、明日も良い1日になりますように。
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