こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
この週末は実家のある佐渡に帰っていました。
今回は初めて子どもと2人で帰ったのですが、
特に大きな問題もなく、最後まで楽しく遊んでくれて一安心。
実家の家族も一緒に遊べてとても喜んでいて、
家族みんなが幸せになれた素敵な1日でした。
さて、実家に帰った時に両親と話をしていて、
話題がこれからの仕事の話になりました。
その時に両親からアドバイスをもらったのですが、
「ちゃんと今の会社に定年まで勤めて、その後は年金で穏やかに暮らした方がいい」
というものでした。
両親からのアドバイスはありがたいものですが、
この意見にはちょっと賛同できませんでした。
今の日本の年金制度は既に破綻していて、
現役世代がもらえる年金の額は、年齢が下になるほど少なくなっていきます。
自分が退職を迎える年齢になる頃は、
定年は今よりもっと引き上げられているはずですし、
場合によっては定年は撤廃されて、死ぬまで働く時代になっているかもしれません。
年金についても、自分はもらうことを諦めていて、
少しでも受給されたらラッキー、くらいの気持ちでいます。
日本の人口バランスを考えても、
今後は高齢者が増加していく一方で、労働人口は減少を続けていくことは決定的で、
どう考えても年金受給額は減額されるでしょう。
そうした現状を知ってか知らずか、
両親は今の社会の仕組みがこれからも続いていくことを前提として、
アドバイスをしてくれました。
もちろん両親に全く悪気はなく、
純粋に息子のことを思ってのアドバイスだったと思います。
ただ、両親の言うことを鵜呑みにするというのは、
とても危険なことだと思いました。
親孝行とは親の意見に従うことではないと思います。
自分の力で自立して生活し、家族が困った時には協力する、
日々を楽しく生きる姿を見せることが一番の親孝行だと自分は考えています。
親のアドバイスは今の時代に合っていないことも多々あります。
そのアドバイスを何も考えずに受け入れるだけでは、
変化の激しいこの時代に対応できないのではないでしょうか。
意見を聞きつつも、最終的にどう行動するかは自分で考えて決める、
その方が公開が少なく、かつ時代に合った選択になると思うのです。
ただ、親の意見を全て無視するというのも論外で、
やはり長く生きている分、経験豊富でアドバイスを聞いた方がいいこともあります。
その判断については、社会派ブロガーのちきりんさんが素晴らしい記事を書かれています。
記事に書いてあることを一言でまとめると、
** 数十年以内で変わることは若者の方が正しく、
変わるのに百年はかかることは年長者の方が正しい**
です。
例えば、教育制度、雇用制度は変化が大きいので若者の意見を参考に、
人付き合いや会話術、感情のコントロールなどは大きな変化がないので、
年長者の意見を参考にする、といったように。
「短期間で変化するか」という視点で上の世代のアドバイスをフィルターにかけることで、
うまくアドバイスを生かせるのではないかと思います。
親は子どものことを思ってアドバイスしますが、
だからといって無条件に子どもは受け入れる必要は全くありません。
それは親となった今、自分の子どもにも伝えていきたい。
何が正しいのか自分で考えて、自分で行動できるような人間になりたいものだと、
佐渡を離れる船の中で考えていました。
では、明日も良い1日になりますように。
こちらから。ご意見・ご質問は以下のいずれかよりお願いいたします。 Twitter:@tutinoko310 Facebook:土屋裕行.com メール:お問い合わせフォームTwitter、Feedly、Facebookにてブログ更新を確認できます。@tutinoko310さんをフォロー