こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
昨日書いた記事に関連して。
この記事では、様々なカテゴリの友人を一気に集めた忘年会をおすすめしています。
類は友を呼び、似た者同士の友人たちは予想以上に打ち解け、
その後の人生の選択肢を広げてくれるからです。
別々のカテゴリに属していた友人たちが、互いに面識ができ友人になれば、
今まで別々に会っていたのが同じ機会に会うことができます。
そうすれば予想を超えた展開が期待できます。
自分のこの10年を振り返ってみると、この忘年会が大きな転機だったと思います。
その忘年会について、もうちょっと俯瞰して上のレベルから考えてみます。
忘年会に限らず、人は自分の周りの人間関係を自然と切り分けています。
AさんとBさんは会社関係、
CさんとDさんは大学時代のサークル仲間、
EさんとFさんは趣味のバンド仲間、
といったように。
それぞれのカテゴリの人たちは普段は決して会うことはなく、
せいぜい結婚式やその二次会で顔を合わせる程度です。
ただ、それらのカテゴリの人たちが独立して存在していると、
それぞれに時間を割かねばなりません。
1日24時間という限られた時間の中で、
これら全ての時間を満たすというのはとても難しい。
そこで「友人の境界をなくす」という発想が大事になってきます。
会社関係とか学生時代とかサークル仲間とか、
そういった枠を取り外して境界をなくし、単純に自分の友人として考えてみる。
集団の中の○○さんではなく、個人としての○○さんと考える。
そうやって境界をなくせば、既存のカテゴリに捉われることなく、
自由に交流するという発想にたどりつきます。
友人の境界をなくすことによって生まれるメリットは、
「時間当たりの密度が高まる」ということです。
各カテゴリの人たちが独立して存在していると、
各カテゴリごとに時間を割かないといけないので、
時間当たりの密度は低いです。
一方、カテゴリの境界がなくなっている場合、
いくつものカテゴリの人と同時に交流できるため、
先ほどと比べて時間当たりの密度は高くなります。
すると、新たな自由時間が生まれ、
その時間を自分のため、家族のため、仕事のため、遊びのために使うことができます。
以前読んだトータル・リーダーシップという本では、
上記と同じようなことが理論立てて紹介されていました。
人生を①仕事②家庭③コミュニティ④自分自身の4領域に分け、
それぞれの領域を重ね合わせていくことで、
各領域の満足度を高めることができる、というものでした。
ここで言う「重ね合わせ」とは、
記事内の言葉で言い換えると「友人の境界をなくす」です。
例えば、
仕事とコミュニティが重なれば、遊ぶように仕事ができるし、
家庭とコミュニティが重なれば、孤独な育児から解放されるといったように。
ここまで簡単に言葉にしてきましたが、
友人の境界をなくすのはなかなか難しいことです。
まずは本当に気の合う人数人で飲みにいく、
くらいの軽い気持ちの方が良いと思います。
そこで予想外の楽しさが生まれたとしたら、第一歩は大成功。
細く長く続けていきましょう。
そうやって少しずつ独立した領域を重ね合わせていければ人生の密度を高くでき。
それは人生を長くするのと同じ意味。
限られた人生をより楽しむために、
ぜひ友人の境界をなくすことを試してみてください。
では、明日も良い1日になりますように。
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