こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
昨日名古屋ウィメンズマラソンがテレビ放送されていて、
最後の30分ほどでしたが放送を見ていました。
レースは2位グループで日本人2人の激しい争いがあり、
最後の競技場に入ってからのラストスパートまで勝負はもつれ、
最終的に1秒差で第一生命の田中智美選手が日本人トップの2位に入りました。
最後までどちらが勝つかわからない展開に
自分を含めて、多くの視聴者・観覧者が固唾を呑んで見守っていたと思います。
タイム的にもオリンピック派遣標準記録に迫る好タイムだったので、
おそらく田中選手はオリンピックに出場すると思われます。
オリンピック本番でも昨日のような見応えのあるレースを期待したいです。
昨日マラソンを見たことでマラソン熱が高まり、
ネットでいろいろと調べていたところ、
「最強の市民ランナー」「公務員ランナー」として有名な
川内優輝選手に関する記事で気になるものがありました。
マラソンに詳しくない方でも名前や顔を知っている方は多いと思います。
公務員としてフルタイムで働きながら、
実業団のトップ選手と肩を並べるくらい速い選手です。
特定のチームに所属しているわけではなく、
1人で黙々と練習し、週末に大会に出るというスタイル。
時には2週連続でフルマラソンの大会に出る(しかも好記録)という
常識外れのことをやって話題になりました。
これだけの走りをする川内選手ですから、
相当苦しい練習を積み重ねているんだろうと思いきや、
実はそこまで厳しい練習をしているわけではありません。
月間走行距離にすると実業団選手の半分を少し超えるくらい。
しかも負荷をかけた練習はレースを含めても週に2、3日。
レースで全力を尽くして走ってゴール後に倒れこむイメージからは
少し想像できないような練習です。
それでも実業団選手に勝てるくらいの力を持っているのです。
マラソンというと「苦しみに耐えて頑張って走るもの」というイメージが強いです。
学生時代に無理矢理マラソン大会で走らされた経験をお持ちの方もいると思いますが、
小さい頃からそうしたイメージが植えつけられていて、
走る=苦しいという先入観ができあがってしまっています。
しかし、いくら苦しみに耐え続けたからといって、
その分だけタイムが伸びるとは限りません。
疲れが抜けないまま練習をしても全力とは程遠いスピードしか出ませんし、
最悪ケガをして長期間走れなくなる可能性もあります。
何より、苦しい練習に耐え続けるのは
心と体を削るような日々を送ることになるため、
モチベーションを保つことが難しくなります。
どこかで心か体が傷つき、続けることができなくなるかもしれません。
これはマラソンに限った話ではなく、
他のスポーツでも仕事でも人間関係にも言えることです。
頑張るというのは短距離走のようなもので、
一時的に力を発揮することはできますが、長続きさせることができません。
そこまで力を入れなくても、
頑張らなくてもできるくらいにならないと続けることができない。
続けるためには「自分の限界を上げる」という発想から
「無理せずできるレベルを上げる」という発想へ転換することが
必要だと思います。
三日坊主で長続きしないという方は
もしかしたら自分の限界を引き上げようとしているのかもしれません。
もしそうでしたら、レベルを下げて疲れずに続けられるレベルへと
変更してみることをおすすめします。
そうすると長続きして、
いつの間にか限界値も引き上げられているはずです。
続けるコツは頑張らないこと
まずは小さな一歩から。
では、明日も良い1日になりますように。
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