こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
本格的にマラソン練習を始めてからもうすぐ2年経ちます。
2年前に走った佐渡トキマラソンではハーフマラソン(21.1km)の部に出場、
6km付近からもうきつくなり、ラスト5kmは今までにないくらいきつく、
途中で歩きたくなる衝動を抑えて何とかゴールしました。
タイムは2時間をようやく切るくらいでしたが、
ゴールした時の達成感は格別で、以来定期的にマラソン大会に出場しています。
最近では人に言えるくらいの趣味になっていると自負しているので、
初対面の人に自己紹介する時には「マラソン走ってます」と伝えるようにしています。
自己紹介の時にマラソンを走っていることを伝えると、
多くの方から「よく走りますね」「自分には無理ですね」と言われます。
中には、「お金を払ってまで走りたくない」ときっぱり断る方もいます。
確かに冷静になって考えてみると、
ハーフマラソンなら2時間、フルマラソンなら4時間、
延々と走り続けるというのは、苦行のようにも感じられます。
それでも自分は苦行だとは思っていないですし、
苦しい時間はあっても走るのをやめたいとは思いません。
走りたいと思える理由はいくつかありますが、
最も大きな理由は達成感です。
自分が設定した目標(完走・タイム)をクリアするために練習を重ね、
目標を現実にした時の達成感は日常生活では得がたいものがあります。
また、目標を達成できなかった時も悔しさも相当なもので、
なぜ目標を達成できなかったのか考え、
今後の練習に生かして再度目標を達成しようとするモチベーションを得ることができます。
日常生活では体験できないような心の動きが起こるので、
走ることをやめられない、というのが大きな理由です。
他には友達と一緒に走って思い出を作れる、
理想的な体型を維持できる、といった理由もあります。
自分と同じように、大きな達成感を得ることができるから走っている、
というランナーはかなり多いと思っています。
今の日本はランナー人口が増大し、1000万人を超えるとまで言われており、
一時期のマラソンブームは今や文化と呼べるくらい定着しました。
これは近年の健康志向の高まりも影響していますが、
他にも大きな理由として、先ほどから何度も登場している「達成感」が挙げられます。
自分の体を動かし、自分の力で目標をクリアするという一連の体験に
多くの人が魅かれているということ。
この達成感のためにつらいと思えるマラソンを走っています。
達成感、広く言い換えると体験と言えます。
モノが溢れて欲しいものが手に入りやすくなった現代、
モノを持つことでは心が満たされなくなりました。
モノに代わって心を満たしてくれるのは体験です。
再現性がない1回きりの体験は、ライブと同じでコピーできるものではなく、
その時その場所でしか感じられないものです。
「何かを体験する」という最もアナログなものが求められている。
「モノより体験」という価値観は、モノがますます世界に溢れるにつれて
より強くなっていく現象なんだろうと思いました。
さて、今年初のマラソンは佐渡トキマラソンになります。
申し込み期限は明日までなので、
もし今からでも走りたいという方がいましたら、
ぜひ一緒に走りましょう!
では、明日も良い1日になりますように。
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