こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
この週末に佐渡で行なわれた佐渡トキマラソンに参加してきました。
距離はハーフマラソン(21キロ)です。
前日は気持ちのいい天気だったにもかかわらず、
当日は雨と強風という悪いコンディション。
午後になると天気は本格的に荒れ、
安全面を考慮して大会が中止になるという波乱の展開でした。
13時過ぎにはスタート会場が強雨と突風に襲われ、
会場内が騒然となり、ドーム内から出られないくらいの状況でした。
(後のニュースではこの時の最大瞬間風速が37m/sだったとか)
そんな悪天候の中、ハーフマラソンの時間帯は何とか天候が持ち、
逆に暑すぎるくらいの気温の中で走りました。
では、当日をざっと振り返ってみたいと思います。
レース前は強い雨が降っていたので、
スタート前は会場から近い両津港にて待機。
フルマラソンがスタートする10時に合わせて港を出て、
それから急いで着替えやシューズ替え。
天候が悪かったのでアップなしで、
序盤をアップという位置付けにしました。
スタート10分前になりスタート地点に集合、
天候が良くないからか一向に気分が上がりません。
しかし、天が味方したのか次第に雨が上がります。
加えて近くに中学校の後輩がいたこともあり、
スタート時間が近づくにつれてようやくテンションが上がってきました。
そして完全に雨が上がった中、
予定通り10時半にハーフマラソンがスタートします。
思ったほど風がなかったので、前半は向かい風になりますが、
設定通りに1キロ4分30秒で行くことに決めました。
最初の1キロはほぼ設定通り。
ハーフマラソンは参加人数が800人程度と少なかったので、
この時点ですでにランナーは散らばり始めています。
早速同じくらいのペースのランナーを見つけて、
一緒に走っていきました。
5キロ地点までは設定より10秒程度しか遅れておらず、
向かい風を考えると理想的な展開。
ただ、5〜6kmの上りで想像以上にダメージを受けてしまい、
その後の2〜3kmは後半のことを考えてペースダウン。
幸い、5〜6km以外は大きなアップダウンがないため、
スピードを落とすことで何とか立て直すことができました。
8〜9kmは地元の商店街を通り、
家族や同級生の声援を受けながら気持ちよく走りました。
折り返し地点では49分。目標よりは1分半遅れ。
そしてこのレースの最大の難所はこの後。
折り返した後は強烈な向かい風に襲われました。
走っても全然前に進まない感じ。
腕を懸命に振り、前方をしっかり見ながら走りました。
折り返しから約4km続いた強い向かい風に体をやられ、
心と体がすっかり疲弊してしまいました。
そこからゴールまでは1km5分を維持するのがやっと。
給水所では立ち止まって少し歩き、
ラスト3kmは本当にゴールが遠く感じられました。
ラスト1km地点で友人が応援してくれていたので、
応援を受けてラストスパート。
ゴール直後は足はまだまだ大丈夫でしたが、
体はぐったりとして、もう動くのも大変なくらいでした。
タイムは1時間45分。
ここ数年で一番きつかったレースとなりました。
タイムは去年より7分落としましたが、
順位はあまり変わらず、
気温と風に多くの人がやられたようです。
終わった後に友人と話していても、
一様に風がきつかったという話になりました。
毎年この時期は穏やかな天候になりますが、
今年は残念ながら悪いくじを引いてしまったようです。
レース内容には不満しか残っていませんが、
そのおかげで収穫の多いレースとなりました。
このレースから学んだことは3つ。
1つ目は目標設定を柔軟にすること。
中盤は強風に襲われるということはわかっていたのに、
序盤は風がなかったので設定タイム通りに行こうとしてしまいました。
コンディションがよくなければ、
それに合わせて目標タイムを下方修正し、
余裕があれば後半ペースを上げるべきでした。
理想的な天候になるレースはめったにないので、
当日の天候や体調に合わせて目標を再設定することが大事だと学びました。
2つ目はレース直前でも練習を落としすぎないこと。
今回は大会前にいろいろな本を読んで、
レース直前の練習内容についてその通りに実践してみました。
しかし、どうもその方法は自分に合わなかったようで、
大会2週間前より当日の方が体力が落ちているような感じでした。
実際、風の影響も多少あるでしょうが
5km時点での疲労度が練習よりも大きかったです。
これはレース直前に練習を落としすぎてしまったからだと考えられます。
本に書いてあることは万人に合うわけではないので、
こうして実践しては検証し、自分に合った方法を見つけるしかありません。
ということで、次回の大会ではもう少し直前でも練習を積むつもりです。
3つ目は長距離走の不足。
大会前はスピード重視で1kmや5kmのスピード練習を多く積みました。
長い距離を走り始めたのは大会の1ヶ月半前から。
そのためか、後半のスタミナが欠けていて、
特にラスト3kmの粘りが全くありませんでした。
足の筋肉や呼吸はスピード練習のおかげでゴール後も余裕がありましたが、
体全体の疲れがあったので、ペースが上げられず。
次に向けては1回で走る距離を伸ばすことが必要だと感じました。
このように今後の課題が多く浮かび上がったこと、
そして大会の中止というインパクトも重なって、
忘れることのできない大会となりました。
今年の大会は新潟で開催されるG7新潟農業大臣会合のため、
開催が1週間前倒しになりましたが、
いつもはGW直前の4月最終週の日曜になります。
もし興味のある方がいましたらぜひご参加ください。
来年はきっと良い天気になるでしょう。
以上、大会のレポート、感想でした。
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