こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
GW中にフルサトをつくるという本を読みました。
自分で作る小さな仕事「ナリワイ」を提唱した伊藤洋志さんと、
日本一有名なニートのphaさんの共著です。
どちらも好きな方で動向には常に注目しているのですが、
今までこの本を読むタイミングがなく、かなり遅れて目を通しました。
タイトルが示す通り、自分が安心して帰ることのできる場所、
「フルサト」を持つことをすすめている本です。
いくつか紹介したい内容があるので、分割して書いてみようと思います。
この本で最も共感した部分は、本題とは少しずれるかしれませんが、
「人間が何かにチャレンジできる条件とは、いざとなったら死なない自信である。」
という伊藤さんの一文です。
これは常々自分も思っていることで、このブログでも度々伝えてきました。
何をやっても死ぬことはないという安心感は、
行動のハードルを大きく下げてくれ、
新たな世界を切り開いてくれる可能性を秘めています。
自分にとっての安心して帰れる場所は実家にいる家族です。
たとえ自分が仕事をなくし、友人をなくし、
今持っているものを失うという絶望的状況に置かれたとしても、
きっと無条件で受け入れてくれるはず。
その期待感、安心感があるからこそ、
自分がやりたいことをやり、時には人がやらないことをやることができている、
と思います。
年配の方、特に社会的に成功している方に一部見られるのですが、
「退路を絶ってリスクを背負わないと成功しない」
と言う方がいます。
これは起業してビジネスを拡大していく時に必要な発想で、
社会を変えるようなインパクトのあるビジネスを展開しようと志す
一部の人にしか当てはまりません。
多くの人にとっては退路をなくすことで行動力が落ち、
失うことの恐怖から判断力も低下してしまいます。
ですので、こうしたパワフルな思考よりも、
まずは安心して帰れる場所を確保し、その上で新たな一歩を小さく踏み出す、
という思考の方がうまくいくと思うのです。
人によっては安心して帰れる場所は家族以外に友人や恋人などという場合もあるでしょう。
その人との関係性は問わず、
自分が安心して帰れる場所=とりあえず死なない場所
を持つことは、生きていく上でお金を超える大きなセーフティネットとなります。
未来はいつも不透明で不安定だからこそ、
こうしたセーフティネットを持つことは、
これから先の変化の激しい時代を生き抜く大きな要因になると思うのです。
新しいことをやりたいけど一歩が踏み出せないという方は、
まず自分の今の人間関係を振り返り、
自分がいいと思える人と深い関係を築くことから始めてみてはいかがでしょうか。
では、明日も良い1日になりますように。
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