こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

今年はアウェイに積極的に飛び出していくことを心がけています。

先日参加したまちづくりのイベントもその1つです。
(知っている人が多くて、それほどアウェイでもなかったのですが)

交流させようとするほど交流できない

今後も異分野に飛び込んで、新しい発想の種を見つけ、
面白い人と友達になって、楽しいことを一緒にやっていけたらと思っています。

イベントに参加すると、ワークショップと称して
当日集まった人たちと何かテーマについて議論する機会があります。

普段とは異なるメンバーで意見を出し合うことで、
今までにない発見があり、そこから新しい発想が生まれるかもしれない、
さらにはお互いが打ち解けて議論が深まるかもしれない。

そんなことが期待されていると思われます。

ですが、そんな期待とは裏腹に、
ワークショップはそこまで盛り上がりも見せません。

お互いに様子をうかがいながら話すため、
なかなか言いたいことが言えず、話が前に進みません。

盛り上がることはあっても、
その盛り上がりはその場限りのもので、
イベント後も続く何かを得ることは多くありません。

自分がかつて主催したイベントでも同じことがありました。

テーマを決めて話す会で、
ブログやtwitterを使って広く参加者を募り、
10人くらいが当日集まりました。
半分は初対面。

すると最初からぎこちない空気になってしまい、
雑談をしてもなかなか場がほぐれることはなく、
肝心の議論でもなかなか意見が出ず、
そのままイベントが終わってしまいました。

時間とともに参加者の興味が失われていくのがわかり、
必死で何とかしようと考えましたが、
そうするほどに悪化してしまい、後には後悔だけが残りました。

この経験から学んだことは、
「初対面の人とは議論しない」ということです。

まずは相手の思考を知り、仲良くなることからスタートする。

どんな経験を持ち、どんな経歴をたどって、
どんな価値観を持っているのかを知ること。

そうすると、「なぜこんなことを言ったのか」という
言葉の背景に思いを巡らすことができるようになります。

何も接点がない人に批判されるとイライラしますが、
接点ができて相手の背景がわかると、
建設的な批判を受け止めることができるようになります。

また、単純に仲良くなった方が話しやすくなる、というのもあります。

議論の場合、まず言葉にしないと始まらないので、
話しやすい関係を作ることが重要です。

そのために、まずは仲良くなることが先決で、
議論はその後に行う方がスムーズに話が進むと思っています。

今、月1回テーマを決めて話しているTalkin’Aboutというイベントは、
固定メンバーと少数の参加者で議論しています。

すでに関係性ができた人たちなので、
自分が思っていることを言いやすい空気ができています。

だから次々と意見が飛び出し、活発な議論となっています。

まず作るのは人間関係。
議論をするのはその後で。

なかなか話し合いがうまくいかない、と悩んでいる方は、
まず参加者同士が仲良くなるよう工夫してみてはいかがでしょうか。

そうすることで、良い議論の空気がきっと生まれると思います。

では、良い週末をお過ごしください。

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