こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
海の日を含んだこの3連休を利用して東京に行ってきました。
目的はいくつかあったのですが、
そのうちの1つは複業LIVEというイベントに参加することでした。
複業LIVEについては、イケダハヤトさんのブログで知り、
パッと見て面白そうな感じがしたので、
東京という距離を無視してすぐに申し込みました。
会社で消耗中のみなさん。7月16日は「複業LIVE」ですよ。会社に埋没しない生き方をはじめよう。 : まだ東京で消耗してるの?
イベント会場入口。お洒落でちょっと怯む
副業ではなく複業。
その違いは2つ目の仕事に対する意識の違いです。
副業の場合はその漢字の通り、
本業というメインの仕事があり、
2つ目の仕事はあくまでもサブという位置付け。
その一方、複業はメイン・サブという分け方をせず、
あえて言うならどちらもメインという働き方です。
今回のイベントは複業とのことで、
自分の周りにそんな働き方をしている人がほとんど見当たらなかったことから、
どんな話が聞けるのか楽しみにしていました。
以下、イベントで印象的だった部分を取り上げます。
既に複業を実践している人たちによるトークセッションが
登壇者を入れ替えて2回行われました。
会社員としての仕事以外にも仕事を持っている方々なので、
見るからにエネルギーに溢れているオーラがありました。
みなさん複業に至る経緯は様々でしたが、
これから複業を始める人たちへのアドバイスとして共通していたのは、
「まず行動すること」でした。
ただ考えているだけでは複業への道は開けなくて、
小さくてもいいからまずは行動することが大事、
ということを複数の方が述べられていました。
その一例としてブログを挙げている方がいました。
ブログは今や誰でも手軽に無料で立ち上げることができ、
言葉にしていくことで自分のやりたいことが明確になっていくから、
というのが理由とのこと。
この考えは自分も全く同じで、
最近のブログでも同じことを書いていました。
複業をするためには、スキルや才能以前に
繰り返しの日常を軽々と抜け出せるようなフットワークが必要ということを、
トークセッションから学びました。
終盤の交流時間。もう少し欲しかった
トークセッションの中で最も気になったのは、偉人凡人問題です。
今の複業は一部のハイパフォーマー(=偉人)が
会社内で圧倒的な実績を上げて勝ち取っているもので、
多くの凡人にとっては真似することが難しい、
という問題を指します。
登壇者の1人は、複業の課題としてこの偉人凡人問題を挙げ、
凡人でも実現可能な複業の仕組みを作らなければ、
複業という働き方は社会に浸透しないだろう、と述べられていました。
実はこの部分が今回のイベントの肝だったのではないか、
と思っています。
今複業と言われている働き方、
そして今回の複業LIVEで取り上げられていた複業とは、
一部の偉人レイヤーの人による複業で、
自分のような凡人レイヤーが可能な複業ではありませんでした。
会社の仕事を朝から晩まで全力でこなしながら、
空いた時間で会社と同じくらいの熱量でもう1つ仕事をするのは、
凡人レイヤーにとっては不可能に近い働き方です。
それが可能なのは、高いスキルと豊富な経験を持っていることと、
社会に貢献したい、自分をより高めたいという強いモチベーションがあること。
偉人レイヤーの複業はこの2つを持ち合わせていました。
イベントに最後まで参加して、登壇者始め何人かの方と話してみて、
何か引っかかるものがあり、この複業をやりたいとどうしても思えなかったのは、
偉人レイヤー向けの働き方を受け入れられなかったからだと、
イベントを終えてから思いました。
このイベントで紹介されてた複業は、
100+100で200を求める感じでしたが、
凡人が求めるのは50+50で100にするようなもの。
自分の生活を犠牲にしてまで成し遂げたい何かは
多くの人は持っていないので、
後者のような複業のスタイルが凡人向けなのだと思いました。
イベントを終えた今、自分が目指す複業を考えてみました。
たどり着いた現時点での答えは、
会社員としての軸を持ちながら、
プラスαとして小さな商いを複数持つこと
でした。
あくまでも会社員としての仕事がメインで、
その収入をサポートするように、
また自分のスキルを会社外でも生かすために、
幾つか別の仕事(=小商い)を持つという働き方。
これが凡人レイヤーの複業の最適解ではないかと思いました。
今回の登壇者の中で一番これに近い働き方をしていたのは、
荻窪のブックカフェ「6次元」を運営するナカムラクニオさん(@6jigen)。
ブックカフェの他に、金継ぎ師、講師、ライターなど、
様々な仕事を組み合わせた働き方をしています。
ナカムラさんは既に会社を退職されていますが、
今後は会社員でもこのような働き方ができるのではないかと思っています。
自分も含めた大多数の凡人でもできる複業はこれからで、
まだまだ事例は多くありません。
事例を自分で作って、凡人のための複業の一例を社会に提示し、
次世代の働き方を作る一助になれたら、
そんなことをイベントを終えて思いました。
複業というキーワードが気になる方、
ぜひ複業LIVEのページから各企業の取り組みや、
実際の複業の様子などのぞいてみてください。
何かしたらのヒントが見つかるかもしれません。
複業LIVE – 見つけよう!あなただけのパラレルキャリア –
では、明日も良い1日になりますように。
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