こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

先日Amazonから発表されたKindle Unlimitedをご存知でしょうか。

月額980円の定額読み放題サービスで、
和書12万冊、洋書120万冊以上がスマホ、タブレットで読み放題になる、
というサービスです。

早速登録してみたのですが、紹介されていた通り本が多い!

特に雑誌関連が多いのが嬉しくて、
愛読しているWIREDが読み放題の対象になっていたり、
月に2冊読めば元を取れるので、かなり恩恵を受けそうです。

かなりインパクトの強いサービス。

このサービスを利用していて、
街中にある書店はもう本を売るだけではやっていけないだろうな、
と思いました。

今までも電子書籍が登場した頃に、
リアル書店が危ないということは言われていましたが、
安価な読み放題サービスが登場したことで、
その流れに拍車をかけることは間違いありません。

ただ本を買うだけなら、書店よりもネットの方が
はるかに早く、簡単に、しかも安く定額で買うことができるからです。

書店で買う何か強い理由がなければ、
書店から足が遠のいてしまうのは自然なことです。

そんな時代において求められているのは、
モノを売る場所ではなく、交流する場だと考えています。

以前よりも圧倒的に手軽に本を買うことができ、
良質な情報に触れる機会は増えています。

ただ、本から得た知識や感情を誰かに伝えたい、
という思いを共有する機会はそれほど多くありません。

ネット上で手軽につぶやくことはできますが、
深い話には発展しにくいですし、
リアルで話すようにテンポも生まれにくいです。

やはり、面と向かって会って話したいという欲求が生まれてくるはずです。

そうした思いを満たす場として、
書店が交流の場になっていくのではないかと思っています。

先日惜しくも閉店のお知らせがあった
新潟市西区内野にあるツルハシブックスがまさにそうで、
本屋という名前がついた交流の場でした。

そこでは本は交流するためのきっかけという位置付けで、
交流を通して新しい一歩を踏み出すという流れが生まれていました。

 目的なく集まれる場所で新たな一歩が生まれる

今後は規模は大きくなくても、
こうした本を通して交流を生み出す書店が次々と生まれてくるはずですし、
逆に言うと、本だけを売っている書店は消えていくと思われます。

人と交流したいという欲求は、
人間として生きて行く以上は決して消えない本能です。

だからこそ、モノやコンテンツが無料に近づいていく未来でも、
交流が生まれる場にはお金を払う価値が残る、
もしくは高まっていくのだと思います。

今の自分の活動をどう未来へと結びつけていくのか、
大量にダウンロードした本を読みながら、
この夏休みに思いを巡らせてみようと思います。

というわけで、来週は自分が夏休みに突入するため、
ブログはお休みします。

8/23から再開予定です。

では、皆様も良い夏を。

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