こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

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今週末は実家にある佐渡に帰省していました。

農作業の手伝いをしていたのですが、
この日は写真のような快晴、
季節外れの暑さと戦いながらの作業となりました。

実家に帰るとよく思うのは、
地方に住んでいると死ににくい
ということです。

生きていくためには衣・食・住が必要になりますが、
このうち食と住は圧倒的に地方の方が手に入りやすいです。

食については農業、漁業、畜産業などの一次産業が
地域の基幹産業となっていることが多く、
良い食材を安く買うことができます。

実家に帰った時にはほぼ必ず刺身を食べていますが、
数時間前に水揚げされたばかりの新鮮な魚が
都市部の半額以下で手に入ります。

また、米や野菜を作っている家も多く、
土地が余り気味なので自分で作って
自給自足に近い生活を送ることも可能です。

さらに、ご近所の方々と打ち解けた関係を築くことができると、
いろいろと差し入れを頂くこともあります。

外食しないので食費をかなり抑えることができ、
食べるだけならそれほど困らないのが地方の魅力です。

もう1つの住について。

地方では過疎化・高齢化がどんどん進んでいて、
誰も住まなくなった家が増え続けています。

実家の周辺でも、人がいなくなった家が増えていて、
高齢者だけで暮している家も多いことから、
今後さらに増えると思われます。

こうした空屋の増加を受けて、
自治体主導の空屋バンクで空家を紹介している地域もあります。

 参考:佐渡島の空き家(賃貸・売買)情報[新潟県 佐渡島 移住・定住 支援情報](新潟県佐渡市)

ここに掲載されている以外にも、
人の紹介によってさらに安く、立地の良い家を手に入れることも可能です。

最もお金がかかる住まいも、
あまりお金をかけずに得ることができる、
これもまた地方の魅力です。

これらを強引にまとめると、
地方では食と住が手に入りやすいから死ににくい
となります。

「死ににくい」というのは生きる上で重要な要素で、
死なないと実感すると、無理して嫌なことをする必要がなくなるので、
心身ともに健康になっていきます。

心身ともに健康になれば、心の余裕が生まれ、
周りの環境や未来の自分について目を向けることができ、
より理想の未来へ近づくことができます。
 参考:地方の様々なスキマが心の余裕を生み出す

前提としては、リアルコミュニケーションを苦にしない、
というスキルが求められることです。

あまりお金を使わないとしたら、
食も住も自分1人でまかなうことは難しいです。

近所の方と仲良くして地域行事に参加したり、
興味ある場所、イベント、コミュニティに参加する、
といった行動が必要になります。

そうやって地域の人間関係を築くことで、
より死ににくい環境を作ることができます。

仙人のように人との交わりを絶って生きるためには、
相当のお金持ちか、完全に悟りを開いて仏になるか、
というくらい難しいことだと思います。

先日Talkin’Aboutで地方について話した時に
地方は死ににくいという意見が出たので、
今回の実家帰省と絡めて書いてみました。

人生頑張りすぎて疲れた人には
ぜひ喧騒から離れた地方でしばらく生きて欲しいです。

人を受け入れる土壌はまだ残っているはずだから。

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