こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

昨日書いたコミュニティ運営の難題についての記事は、
おかげさまで多くの方々に読んでいただきました。

 コミュニティのジレンマ 〜いい場所になるほどいい場所から離れていく〜

いくつかメッセージももらっていて、
やはり悩んでいる人が多いことを実感しました。

今回は昨日のブログで触れている
「コミュニティのジレンマ」を乗り越えるために、
自分が運営している新潟×朝活でどのような工夫をしているか紹介します。

まず、最も気をつけているのは、
常連のメンバーを特別視しないことです。

もちろん、何度も会って話しを重ねていけば、
気の合う人が出てくるが自然な流れ。

それでも、少なくとも朝活の場では、
彼らを重視しすぎないようにかなり慎重になっています。

具体的には、ネット上の朝活の公開ページにて、
常連のメンバーとやり取りする時には、
あえて他人行儀に振舞って内輪感を出さないようにしたり。

また、実際朝活の場で集まった人たちと話す時、
常連メンバーだけで話しを進めたり、
彼らにしかわからない内輪ネタは控えたりしています。

特定のメンバーで固まり過ぎると、
後から来た人の居心地は相当悪くなるので、
そうならないように毎回注意しています。

もう1つは、人の流れを作ること。

自分が運営している朝活はフリートーク形式なのですが、
これはメンバーが固定してしまうと面白くありません。
毎回同じような話題になってしまうからです。

毎回違うメンバーで話すからこそ、
いつも違ったテーマで話すことができ、
マンネリ化を防ぐことができます。

そのため、常に新しい人に参加して欲しいと思っているのですが、
常連メンバーがいつも参加してしまうと、
新しい人が参加する余地がなくなってしまいます。

そこで、1年に1回か2回常連の方々に声をかけて、
飲み会など一斉に集まる機会を設けています。

そこで常連同士が仲良くなると、
朝活で会話なくても個々で会うようになり、
自然と朝活から足が遠のいていきます。
(朝活が嫌になったわけではないかと、きっと)

そうすると人数の余裕が生まれるので、
空いたスペースに新しい人が入ることができます。

開始からもうすぐ6年経つのですが、
今も全参加者7人中、毎回1〜2人は初参加の方なので、
今のところこのやり方がうまくいっていると見ていいでしょう。

また、常連の方々の人間にも助けられていて、
「自分は年1回しか出ないと決めている」
という人もいて、次の人にバトンを渡そうという姿勢を多くの人が持っています。

こうして朝活の運営を続ける中で感じたことは、
朝活はコミュニティとイベントのあいだにある
ということです。

新潟×朝活はコミュニティではないという記事で書いた通り、
この朝活は、みんなが同じ方向を向いて何かを作る、
という一体感のある集まりではありません。

だからコミュニティとは言えない。

その一方、6年間も変わらない運営方法で続けていて、
たくさんの人のつながりが生まれ続けている点を見ると、
ただのイベントとも言い難い。

朝活はコミュニティとイベントのあいだにあるものと考えるのが、
今のところ一番納得できます。

コミュニティは外へと開くイベントの要素を含んでいき、
イベントは多くの人がつながりやすい空気を作るためにコミュニティ化していく。

両者の差が埋まっていくのがこれからの流れで、
そこに「コミュニティのジレンマ」の解決のヒントがあるのではないか、
そんなことを今考えています。

6周年を目前とした新潟×朝活の歴史を振り返りながら、
解決策を探っていきたいと思います。

では、明日も良い1日になりますように。

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