あけましておめでとうございます。土屋 (@tutinoko310)です。

今年も平日更新を目指していきますので、よろしくお願いします。

さて、お正月の風物詩となった箱根駅伝。
関東圏の大学が参加する駅伝大会で、
東京-箱根間の100kmを2日間で往復するという大会です。

近年は山の神と呼ばれる、
箱根の山道を驚異的なスピードで駆け抜けるランナーの出現により、
一気に大会の知名度が上がりました。

今年も大勢の人が沿道で応援していましたし、
自分と同じく、テレビで観た方も多いと思います。

今大会は昨年に引き続き青山学院大学が総合優勝。
これで箱根駅伝は3連覇。

しかも今年は大学三大駅伝と呼ばれる
出雲駅伝と全日本駅伝でも優勝していたので、
箱根駅伝と合わせて三冠。

前回と違って区間賞こそ少なかったものの、
多くの区間でトップに近い記録を出していて、
自力の強さ、選手層の厚さを見せつけられました。

記録的には平凡だったので他の大学も付け入る隙はありましたが、
どこかの区間で大きく遅れが出てしまい、
改めて青山学院大学の層の厚さが際立つ大会となりました。

さて、近年人気が一気に高まっている箱根駅伝ですが、
どうしてこれほど多くの人を魅きつけるのでしょうか。

おそらく多くの人は圧倒的なスピードや記録達成を見ることより、
過酷なレースに挑む若者の姿を見ることが目的なのだと思います。

プロ野球と甲子園に求めるものが違うのもこれと同じ。

箱根駅伝に出場する選手はみな厳しい練習を積んできています。

箱根駅伝の翌日から、
寒風が吹きつける日も
夏の日差しが照りつける日も、
常人ではついていくこともできないペースで走り続けています。

そうした練習を積んだ中でも、
選りすぐりのメンバーがだけが走ることができる。

走ることが決まった人たちは自分のためはもちろん、
走れなかったメンバーのため、指導してくれた監督やコーチのため、
さらには自身の通う大学や、故郷で応援する家族や友人のため、
様々な思いを背負って走ります。

だから、彼らは一切手を抜くことなく、
持てる力の全てを出し切って走る。

その姿に人は心動かされ、魅きつけられるのだと思います。

歳をとって大人になるほど先のことが予測でき、
どれくらいの力を出せばいいか経験から判断できるようになります。

もちろん、それが歳をとることの醍醐味ではありますが、
一方で限界まで頑張る、全力で吹っ切るようなことはなくなります。

いい意味で手抜きをするようになる。

その方が成果物としては良いものができるかもしれませんが、
その過程、その姿に魅かれる確率は低いと思います。

今までよりもう少し前へ。
今までよりもう少し速く。

先を予測して生きていたこの2,3年。

今年はもう少し振り切って、
先を見るよりも今できることや好きなことに全力を傾けるように。

そうやってこの1年のスタートを切りたいと、
箱根駅伝を見て思いました。

早い話ですが、来年の箱根駅伝はどうなるんでしょうか。

青山学院大学が4連覇を達成するのか。
東洋大、早稲田大がトップに躍り出るのか、
上位から転落した駒沢大が一気に回復するのか、
躍進した神奈川大が久しぶりに返り咲くのか。

来年のお正月も全力で走るランナーの姿に心動かされ、
きっと心に残る時間となることでしょう。

では、今年もよろしくお願いいたします。

ご案内
詳細プロフィールは

こちらから。

ご意見・ご質問は以下のいずれかよりお願いいたします。
 Twitter:@tutinoko310
 Facebook:土屋裕行.com
 メール:お問い合わせフォーム

Twitter、Feedly、Facebookにてブログ更新を確認できます。

follow us in feedly