こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
先日友人と話している中で、アーリーリタイアの話題が出てきました。
アーリーリタイアとは早期退職のことで、
60歳~65歳の定年を待たずに仕事を続ける人生から抜け出し、
それまでに築き上げた資産で生きていくことをいいます。
日々仕事に追われて自分の時間がなかったり、
どんなに働いても給料が上がらずに生活が苦しい、
という方にとっては憧れのゴールになっています。
検索するとアーリーリタイアした方々のブログは数多く見られるので、
そこに至るまでの経緯やリタイア後の生活を知りたい方は
ぜひ調べてみてください。
仕事をしなくても生きている余裕を手に入れれば、
自由でストレスをためることなく快適に過ごせるかもしれません。
しかし、自分はアーリーリタイヤに全く憧れがありません。
むしろ生涯現役で何らかの仕事をしていたいとさえ思っています。
もちろん何もせずに生きていけるだけの資産があれば嬉しいし、
仕事をする時間の代わりに自由時間を手にいれれば、
今までできなかったたくさんの遊びができることも理解しています。
それでもアーリーリタイアに憧れないのは、
膨大な余暇時間を持て余してしまうからです。
確かに、アーリーリタイアした直後はやりたいことであふれています。
今までできなかったこと、
例えば世界一周旅行に出かけたり、
気になっている本を全部読破したり、
お気に入りのミュージシャンのライブに行くこともできますし、
美術館や劇場でアートを楽しむこともできます。
しかし、アーリーリタイアの魅力である「のんびり、ゆったり」志向は、
ぱっと思いつくやりたいことを全て消化した後は、
一転して強いストレスとなると思っています。
何もやりたいことがない状態で長時間過ごしていれば、
時間が経つほどにネガティブになり、
膨大な余暇時間につぶされてしまうのでは、と危惧しています。
プロブロガーとして有名なイケダハヤトさん(@IHayato)も、
アーリーリタイアを選択しない1人です。
イケダさんの場合は、仕事が楽しくてそれ自体が遊びなので、
仕事をしないで引退するなんて考えられないとのこと。
月商500万円稼いだけど「アーリーリタイア」とか1ミリも魅力を感じない件。
自分とは生涯現役の理由は少し違いますが、
人生をもっと楽しもうとする姿勢は同じです。
アーリーリタイヤの話を聞くといつも思い出すのは、
経営コンサルタントの大石哲之さんの以下の記事。
60歳まで遊びを犠牲にしても一生懸命働き、
定年を迎えたら仕事を辞めてのんびり暮らすのが一般ルート。
アーリーリタイアとは、この定年=60歳の壁を
50歳、40歳・・・とできるだけ早めることを目指します。
しかし、大石さんが記事の中で勧めているのはこれと真逆の発想。
仕事40、引退20という時間を横に倒し、
仕事と遊びを並行して進めるといいのではないか、と。
例として挙げられているのは、
今が週5日勤務なら、土日も入れて3日半働いて、
残り3日半は引退生活をするというもの。
そうすれば、引退後にやろうと思っていた様々なことを、
「やりたい!」と思った時にできるようになる。
やりたいと思った時がやり時なので、
この「人生の時間軸を横に倒す」という発想は素晴らしいと思います。
なかなか一般の会社員では難しい面もあるでしょうが、
自分も時間軸を横に倒し、仕事も遊びも並行してやるように心がけています。
やりたいことを人生の後回しにしないように。
自分はいつ死ぬかわからない。
家族も友人もいついなくなるかわからない。
自分の心変わりで興味は頻繁に変わることもあるし、
何より今この時にしかできないこともたくさんあります。
だから、引退してからやろうとしても手遅れになるのでは。
自分がやりたいことが生まれたらすぐに行動できる環境を作れれば、
きっと次々とやりたいことが沸き起こり、
アーリーリタイアへの憧れは消えるように気がします。
今も多くの人が憧れるアーリーリタイア。
皆さんはこれからもアーリーリタイアを目指して懸命に働きますか?
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