こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
雑誌でもWebメディアでも、よくインタビュー記事を見かけます。
テーマに合った人のところへ訪れ、
彼らの普段の活動の様子を伝えたり、
そこに至るまでの過程やきっかけを取り上げたりするのが一般的です。
インタビュー記事を掲載するためには取材を行う必要があり、
インタビューの担当以外にもカメラマンなど人手が必要なこともあり、
かなりの手間をかけて作られます。
そのため、インタビュー記事はメディアのメインコンテンツとして
目立つよう構成されることが多いという印象です。
そんなインタビュー記事ですが、
最近は昔よりインタビュー記事を読み飛ばすようになってきました。
全部飛ばさなくても流し読みするようになってしまった。
別に特定のメディアのインタビュー記事というわけではなく、
どのメディアにおいても同じです。
人に対する興味を失ったわけではありません。
相変わらず対面で話すのは楽しいので。
きっとインタビューで読み飛ばした人たちだって、
実際会って話したら間違いなく楽しいはずです。
でも、インタビュー記事ではそこまでのワクワク感を得られません。
記事で読むほうが短時間で多くの情報が得られるにもかかわらず、なぜ?
その理由をいくつか考えてみました。
インタビュー記事はその時その人が発した正確な言葉ではなく、
多少なりとも体裁を整えて書かれます。
ただ、整形されない言葉こそがその人の個性で、
その言葉が会話のリズムを作っています。
だから、その言葉を変えてしまうとリズムが狂ってしまう。
インタビューで話したことをそのまま書き言葉にしても抑揚がなく、
抑揚を出すためには小説のように状況を補完する言葉が必要となります。
そうした整形された言葉の存在が、
インタビュー記事のリアルタイム感を失わせ、
ワクワクしなくなっているのでは、と考えました。
インタビュー記事は自分のペースで読むことができます。
これは大きなメリットでもありますが、
一方で手軽に読み進めることができるため、
流し読みになってしまう恐れがあります。
スキマ時間にスマートフォンで情報収集することがメインになってから、
こうした傾向が強くなったと自分では思います。
リアルに会って話す場合は、対面している時間は拘束されてしまうので、
目の前の人にしっかりと向き合うことになります。
自分だけのペースで話をどんどん進めることはできませんが、
その分相手の話をきちんと聞く時間が確保されます。
その集中力が心地よいのではないか、と考えました。
インタビュー記事では 興味を持つ時間もなく、
いきなり活動の説明、始めた理由、今後の展望などが書かれています。
もちろんそれらをすぐに面白いと思えればいいのですが、
いきなり知らない人の活動や思いを語られても、
遠い他人の話で自分には関係ないと思ってしまい、
インタビュー記事を読むモチベーションが下がってしまいます。
まずその人自身の性格や価値観、
また活動の詳細を知らないことには、
その人の深い部分への興味を持ちづらいと思います。
対面で会った時はそんなことはなく、
まずは自己紹介をして互いの雰囲気を確かめ合い、
それからお互いにやっていることや仕事などを話し、
その後にようやく深い話に入っていきます。
興味を持つまでの時間が確保されているので、
深い話へのモチベーションが上がりやすくなります。
個人的にはこの3つ目の理由が最も大きな理由だと思っています。
どんなに素晴らしいインタビュー記事があったとしても、
目を通してもらわなければ存在していないのと同じです。
そのことを踏まえて、
自分が今考えているインタビューの流れは以下。
・面白い活動、仕事を紹介する。
↓
・上記活動のメイン担当者に記事を書いてもらう。
内容は活動に関することでも、日々感じていることでも、何でもOK
↓
・人となりがわかったところでインタビュー
まずは面白そうな活動やコミュニティを見つけて紹介します。
ここで興味を持ってくれた人はきっと、
運営している人たちにも興味がわくはずです。
そこで、運営している人たちの考えがわかるよう、
彼らの考えていることをブログにアップしていきます。
何度もアップし続けていると、自然とその人のキャラが現れ、
やがて活動から人へと興味が移る。
そのタイミングでインタビュー記事があったら、
きっとじっくりと読んでくれるはず。
少なくとも自分なら確実に全て目を通すと思います。
読み返すと偉そうなことを書いてしまっていますが、
自分が感じた違和感を言葉にしてみました。
皆さんはインタビュー記事を読んで何か感じることはありますか?
ぜひ色々とご意見をいただければと思います。
では、明日も良い1日になりますように。
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