こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

いつも見ている地域活性化をテーマとした4コママンガ、
地方は活性化するか否かにて、とても共感した4コマがあったので紹介します。

 第157話 単 純(シンプル) : Web4コマ 地方は活性化するか否か

マンガの内容は、地方でお店を出すならば、
駐車場が無料で車で行きやすい場所がいい、というもの。

マンガは女子高生ばかり出てくるのでゆるい感じですが、
内容は地方の問題点をどんどん指摘していて、
そのギャップも面白いです。

地方では無料駐車場がある場所に人が行くというのは、
自分も過去のブログで触れています。

 参考:商店街よりイオンに足を運ぶ3つの理由

車社会である地方都市では、
出かける時はだいたい車を使って出かけるので、
広大かつ無料の駐車場があれば大きなアドバンテージになります。

新潟市で言えば大型ショッピングセンターのイオンやアピタがそうで、
千台単位の無料駐車場を保有して、
多くの人を受け入れる環境を整えています。

一方、かつて繁華街として栄えていた新潟市古町では、
大きな駐車場がなく、無料駐車場もありません。

さらには道が細く、一方通行や右折禁止の交差点もあり、
車で行きにくい場所となっています。

そのためか、休日昼間でも人がまばらなこともあり、
一部商店街を除いてかつての活気は失われ、
今も閉店や撤退が相次いでいます。

こうした現状に危機感を抱く人たちは一定数いて、
 「中心部に賑わいを取り戻すことが地域活性化には必要」
 「大型ショッピングセンターは地方の敵」
という声も聞かれます。

ですが、自分はこの声には異論を唱えたい。
なぜなら、人は正論では動かないからです。

中心部に人が戻って来れば、賑やかさも復活し、
地域経済も好転することはぼんやりとイメージできます。

大型ショッピングセンターがなければ、
(不本意であっても)かつて買い物していた場所へ人は戻っていき、
再びその場所が活気付くかもしれません。

ですが、その可能性はほぼゼロに等しいです。

人は正しさより楽しさ・快適さを求めて動く

正論は相手に理解してもらうことはできても、
共感してもらうことはなかなかできません。

共感してもらえなければ、行動を起こしてもらうことも難しい。

行動を起こしてもらうためには、
正論よりも楽しさや快適さの方が重要になってきます。

今回の4コママンガで言えば、
無料駐車場という快適さの方を人は求めるということ。

人がより楽しい方、快適な方を求めるのは本能だから、
その流れに合った環境を整えるという発想が
これからの地方には必要ではないかと思いました。

地方は活性化するか否かはとても読みやすいマンガでありつつ、
地域活性化の問題点も知ることができるので、
興味ある方は是非目を通してみてください。

では、明日も良い1日になりますように。

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