こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
先週末、公務員の方々と飲みに行く機会がありました。
自分は民間企業に勤めているので、
公務員に対して漠然としたイメージしか持っていません。
ですので、そのイメージが正しいのか確かめるために、
携わっている仕事や組織の雰囲気、今後の目標など、
聞ける範囲で聞いてみました。
その中で一番印象的だったのは、
「苦手な人との関わり方」の話題です。
公務員の彼らは言い回しこそ違っていたものの、
みなさん共通して「割り切って受け入れる」という答えでした。
苦手な人と関わることになっても、
決して遠ざけることなく、少なからずコミュニケーションをとり、
何とか物事を進めようとするとのこと。
自分は人間関係については結構ドライで、
苦手だと思ったら自然と距離を置くというスタイルなので、
「受け入れる」という価値観は素直にすごいと思えます。
彼らが好き嫌いに関係なくすべての人を受け入れるのは、
人間関係が選択できないからだと思いました。
もちろん民間企業でも人付き合いを選べないことはありますが、
それでも時には人間関係が理由で
仕事上の関係が消滅することも珍しくありません。
しかし、公務員はそんなことはできません。
たとえ個人的に苦手な人であっても、
「市民・県民のため」という大義名分があるため、
差別することなく対応しなければいけません。
そうやって人間関係が選べないからこそ、
コミュニケーションを断絶するのではなく、
「受け入れる」という価値観が芽生えていったのでは、
と思いました。
自分から見たらとても過酷な環境なのですが、
彼らはそれでも楽しいと話していました。
仕事は大変で労働時間も長いけど、
それが自分のやりたいことで、
何よりも人の役に立っていることが嬉しいとのこと。
まさに公務員の鑑と言える方々でした。
この話を聞いて思い出したのは、
以前にこのブログで書いた記事のことです。
公務員の方々は、市民の方々が望むことを実現するのが仕事。
基本的にはないものを新しく作るというより、
今あるものを手直しする、または復元していくというイメージです。
これを一言で表すと、みんなが望むこと=今を作る
ということです。
一方、これから先の未来を作っていくのは、
自分が好きなことや、自分がやりたいという個人的な思いです。
今はまだ誰からも求められていなくても、
「これなんか面白そう」という個人の強い思いが積み重なると、
やがては大きな波となって時代を作ることがあります。
つまり、自分がやりたいこと=未来を作る
どちらのタイプの人も必要で、
どちらかが欠けても人は前へ進むことができなくなります。
どちらがいいとか悪いとかではない。
自分は圧倒的に後者で、周りの人の求めることにあまり気を取られず、
自分がやりたいと思ったことをまずやってみるタイプです。
未来を作っている感覚は皆無ですけど、
振り返ったら小さな道になってたらいいなと思う気持ちはあります。
日本人は特に周りのことを気にしすぎて、
自分がやりたいと思うことを押し込める傾向が強いです。
ですが、自分のやりたいという思いを押し殺す人が多すぎると、
時代は変わらず何も前に進みません。
もし誰かのためにという思いより、
自分のやりたいという思いの方が強ければ、
その気持ちに正直になって行動して欲しいと思います。
もしかしたら、その行動が次の時代へ進む一歩になるかもしれないから。
では、明日も良い1日になりますように。
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