こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

春になって様々なスポーツが盛り上がりを見せている中、
卓球で歴史的快挙が達成されました。

すでにニュースで数多く報じられているのでご存知の方も多いと思いますが、
卓球女子の平野美宇選手が、
アジア卓球選手権の女子シングルスで優勝しました。

 世界に衝撃を与えた17歳・平野美宇「打倒中国」を実現しアジア初制覇 – スポーツナビ

世界ランキングで上位を独占する中国選手が参加し、
さらに彼女たちのホームでの試合ということで、
平野選手にとっては圧倒的アウェー空間でした。

しかし、そんな逆境をはね返し、
世界ランキング1位の選手に逆転勝ちを収めると、
その後もランキングトップ5の選手2人にストレート勝ちし、
見事に優勝しました。

リオオリンピックで日本の卓球がメダルを取って以来、
また卓球で興奮する瞬間が訪れました。

平野選手はリオオリンピックの時には補欠として帯同していて、
日本代表として出場することはできませんでした。

しかし、そこから1年足らずで一気にレベルアップし、
今年の卓球全日本選手権では見事優勝し、
世界ランキング1桁の選手とも互角に戦えるまでになっています。

17歳という若さを考慮しても、
この成長スピードには驚かされるばかりです。

彼女がオリンピック後に大きく変化したのは、
メンタル面の変化が大きいのでは、と思っています。

先ほど紹介した記事内に笑顔で写っている平野選手を見ると、
とてもおっとりした性格のように見えますが、
実際以前はその通りで、周りの目や好感度を気にしていたそうです。

しかし、オリンピックで同級生が活躍する姿を見て、
「試合に勝つのがスポーツ選手。嫌われても良い」
という発想に転換しました。

そこから技術面、精神面ともに向上し、
今回の優勝につながったと考えられます。

 参考:「嫌われても良いんです」卓球Vの平野、おっとり返上 -:朝日新聞デジタル

この「嫌われてもいい」というメンタルは、
世界トップレベルのスポーツ選手だけでなく、
厳しいスポーツの世界と縁のない人たちにとっても必要なことです。

周りの目を気にして、誰にでも良い顔をして、
他人のことを常にうかがいながら生きていくのは
精神をすり減らす割に生み出すものは少ないです。

世の中価値観や考え方がバラバラの人たちが生きているので、
彼ら全てに合わせて生きることは不可能。

それならば自分が良いと思える人たちに良いと思ってもらえれば、
他の人たちには嫌われても良いのだと思うのです。

「すべての人と仲良くしなければならない」
というのは日本人がよく陥る罠です。
その思いが強すぎると生きることがストレスになってしまう。

そうではなく、嫌われてもいいんだ、すべての人に好かれなくいいんだ、
という気持ちを持っていれば、不要なプレッシャーから解放され、
生きやすい人生を取り戻すことができます。

そうやって生きていても尚、
自分のことを後押ししてくれる人こそ本当に大事にすべき人なので、
彼らを大切にし、彼らのためにできることをした方がいいと思うのです。

平野選手の優勝とコメントを見ながらこんなことを考えました。

今週末は佐渡トキマラソンに出場するので、
平野選手の勢いに続けるよう頑張ってきます。

では、明日も良い1日になりますように。

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