こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

昨日からイベント運営について思っていることを書き綴っています。

 イベントはキャンセルが出ることを前提として計画する

イベントを定期的に続けていくと、
興味を持ってくれた人が何度も足を運んでくれるようになります。

そうした常連の人たちは、よりよい環境を作ろうと手伝ってくれることもあり、
「このイベントのために力になりたい」という貢献の思いが
イベントをコミュニティへと変化させていきます。

 参考:「コミュニティの鍵は貢献にある」ミラツク代表・西村勇也さんが考える、未来をつくるための”コミュニティデザイン”とは?


常連の方々による後押しは、
イベントを長く続け、コミュニティを存続させていく上で欠かせないものですが、
一方で常連が増えることによる弊害もあります。

それは「新しい人が入りづらくなる」ということ。

常連の人たちは何度も足を運ぶうちに顔見知りになり、
どんどん打ち解けていって会話が弾むようになります。

イベントの主催者、コミュニティの運営者とも親しくなり、
時には運営について意見やアドバイスをすることもあるかもしれません。

そうした状況は常連たちにとっては楽しい時間になりますが、
初めての人にとっては居場所がない、居心地の悪さを感じる原因になってしまいます。

常連にとって居心地のいい場所は、他の人にとって居心地の悪い場所

以前新潟市西区内野町にあったツルハシブックスの店主、西田さんの言葉を借りれば
「コミュニティのジレンマ」です。

 参考:コミュニティのジレンマ 〜いい場所になるほどいい場所から離れていく〜

常連にとって居心地のいい場所、つまり居場所になってしまうと、
新しい人が入りづらくなってしまう。

新しい人が入って来ないとマンネリ化が起こり、
やがてその空気に嫌気がさした常連たちが少しずつ去っていき、
やがてはイベントやコミュニティ自体が消えていく。

人が集まる場を運営する人にとって、
コミュニティのジレンマは永遠のテーマです。

いつもの場所でいつもの人と過ごす時間は
気を使わずにお互いにとても楽です。

ただ、多くの人が集まる場でもそうした関係を続けてしまうと、
新しい人が入ってくる余地がなくなり、人の流れがなくなってしまいます。

イベントを長く続けていきたいと思ったら、
全く違う環境からやってくる人を受け入れることができる
風通しの良い環境を作った方がいい。

そうして絶えず新しい人の流れをつくることが
イベント・コミュニティを長く続ける大きな秘訣だと思うのです。

では、明日も良い1日になりますように。

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