こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

先週の日曜日に近所の雑貨屋さんに買物に行った時、
入口すぐのところに父の日のプレゼントが置かれていました。

快眠枕やビール・ワイングラス、石けんやシャンプーなど、
仕事を頑張るお父さんの疲れを癒すというコンセプトが見えました。

父の日が近いということで、自分の父のことを思い返してみました。

父はあまり地域や学校の行事に参加するタイプではなく、
自分がやりたい、楽しそうと思ったら、
周りの目や声を機にすることなく我が道を突き進むタイプでした。

数年ごとにいろんな趣味にハマっていき、
昔は車に始まり、ジグソーパズル、カメラ、DIY、
最近は空いている土地を活用して小さな公園レベルの庭を作っています。

土日も夜も関係なく仕事一筋、たまに家族サービスをするという
いわゆる昭和の父親像からは遠かったので、
その時代に生きる人たちにとっては異質に映ったかもしれません。

そんな父との思い出に残っていることは、
毎週末になると出かけていたドライブでした。

実家は佐渡なので、ドライブで出かけられる範囲も限られます。

それでも、幼い頃に自分にとって、
住み慣れた地域の外に出るのは大冒険なので、
毎週末を楽しみにしていたことを覚えています。

父は自身が自由に生きているからか、
子どもたちにも何かを強制することはありませんでした。

勉強しろ、スポーツをしろ、いい大学に行け、いい会社に就職しろ。
家庭によってはよく出てくる言葉かもしれませんが、
父から言われたことはありません。

そのかわりに、父が体験してきたこと、読んだ本のこと、
テレビや映画で得た知識などをよく話してくれました。
特にドライブの最中によく聞いていた記憶があります。

そうした話を聞くのは楽しく、
自分でも本を読んでみようと思って図書室で本を借りて読んだり、
遠い国や宇宙について思いを巡らせることもありました。

今の自分が人生を自分で楽しくしようと動けているのは
ちっと父の言葉の影響を強く受けているからだと思います。

小さい時から人生の進路を限定されず、
自分がやりたいと思ったことを後押ししてもらえていました。

そうやって自分の感性を否定されずに育ててもらったことのありがたさを
今になって強く感じています。

世界は言葉から始まる

人間生まれた時に大差なんてないけど、
大人になった時に様々な個性に分かれるのは
どんな言葉を浴びて育ってきたかが大きな要因だと思います。

そこでポジティブな言葉に囲まれて生きてきた人たちは、
自己肯定感が強くなり、自分に自信が生まれ、
何かをやろうとする気持ちと行動力が大きくなっていきます。

そんな人たちが大小あれど周りの人たちに良い影響を与え、
街を、地域を、そして世界を楽しいものに変えていく。

そう考えると、「世界は言葉から始まっている」と言えるかもしれません。

父は今も自分のやりたいことをマイペースで続けていて、
実は自分の目指す道は一番身近にあったのでは、とも最近思います。

父から受けてきた言葉で楽しい人生を送れている今、
自分の子どもに、今度は父という立場で自分の言葉を届けていきます。

彼らにとって、その一言から新しい世界が始まるかもしれないから。

では、明日も良い1日になりますように。

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