こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

自分の住んでいる地域では、毎年この時期になると職場や学校でこいのぼりを作り、
公園に飾るというイベントがあります。

子どもが通っている保育園でもこいのぼりを作っていて、
こいのぼりの模様を描くのは子ども自身の手で行っていたようです。

約40もの団体がこいのぼりを作っていて、
それらが一斉に空を泳いでいる姿はなかなか見応えがあります。

このイベントですが、こいのぼりを飾る前に、
各団体から作ったこいのぼりを紹介するプレゼンタイムがありました。

みなさん何かしらこいのぼりに思いを込めているようで、
「交通事故をなくそう」
「いつまでも元気でいられますように」
「みんな仲良く過ごせますように」
といった願いが紹介されました。

さすがに保育園児は挨拶程度で作品紹介はしていませんでしたが、
小学生以上は作った本人たちが説明していました。

ただ、プレゼン全体を見ていて残念に感じたことがあります。
それは、ほとんどの人が下を向いて原稿を見ながら話していたことです。

よく話を聞いていると、話している内容自体は「いいね!」と思うのですが、
下を向いて原稿をただ読んでいるだけだと、どうしてもリズムが単調になり、
話の内容を聞く前に興味を無くしそうになりました。

また、原稿を見ているとどうしても原稿を読むことに意識が集中してしまい、
目の前の人たちに伝えようとする意識が低くなってしまいます。

子どもだけでなく多くの大人も原稿の棒読みで、
伝えようとする気持ちがあまり感じられなかったことがとても残念に感じました。

自分の意見を周囲に伝える経験は、多くの人にとって馴染みの薄いものだと思います。

自分が学生時代のことを思い出してみても、
自分の意見を発表する場はほとんどありませんでした。
言われたことを忠実にこなしていれば問題なかった。

ですが、価値観が多様化する現代では、
自分の意見をきちんと相手に言葉で伝えなければ、
価値観の異なる相手に理解してもらうことは不可能です。

自分の意見を周囲に伝えることは一朝一夕では到底できません。
何を伝えようか自分で考えて、頭の中だけでなく言葉にして目の前の人に伝えなければいけません。

何度も失敗を繰り返してようやく身についていくものだと思います。

まずは自分の身近なところから、少人数の中でもいいから、
下を向かずに前を向いて話してみる。

相手に何かを伝えるためには、そこからスタートするのだと思います。
より多くの人が下を向くのではなく、前を向いて話すようになることを願います。

では、明日も良い1日になりますように。

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